感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
19
84年（昭和59年）の450円の文庫初版を読了。仁賀氏監修のソノラマ文庫海外シリーズ第7弾で、“ユーモアと風刺あふれるアメリカSF”の5編を収録。現在還暦付近の読者が若い頃SFMで読んだとしても、その時には著者は夭逝していて…もっともっと書いて欲しかった（涙 表題作のイメージのカバーが不気味で積読だったが、それが片田舎の超能力一家“ホグベンもの”と気付いてあわくって読んだ。「金星サバイバル」は、金星人の職業組合が強固で、地球の調査隊は現地で食糧を調達できない話。金星の濃霧は“鳥でも歩く”(笑)★★★★☆☆2020/04/24
shamrock
10
風刺の効いた、しかもスラップスティックな、カットナーらしい中短編5本入りのお買い得品。収録作は「ご先祖様はアトランティス人」「銀河世界の大ペテン師」「ジュークボックスのお告げ」「金星サバイバル」「地の底に棲む鬼」。いつもならお気に入りを挙げるんだが、今回は全部お気に入り。「金星～」が一番好きかも。なんだか自分の生業に通じるところが多くて。2014/07/27
がんつん
4
シュールな表紙にひかれて手に取ったのですが、稀少本なのか高くてビックリ。ちゃんと面白かったので良かったです。風刺のきいた短いSF集なのですが、茶目っ気があり適度に緩いので、ハードなSFダメな人でも読めると思われます。オススメです。2015/07/29
夏子
3
不思議で楽しいSF短編集。表題作のおじいさんが22億分裂して人類全員を殴りに来るというという内容に頭がくらくらした。不思議な表紙イラストの謎が解けました。2016/11/19
渡邊利道
0
図書館の棚で見つけてなんとなく借りてきた本。アメリカのユーモアSF短編集。アメリカ的ほら話の雰囲気のあるドタバタコメディで軽く楽しめた。続けて読むと飽きそうで、空いてる時間にちょっとずつつまんで読んだ。2017/08/02
