内容説明
敵基地“サラマンダー”は灼熱の惑星にあった。だが、その地へ進撃するために、神鷹静香は様々な障害を乗り越えなければならない。静香を支える様々な人々。ある者は力を、ある者は知恵を出し合い、ついに、常識を超えたマトリョーシカ戦法が実行に移された。一方、静香の心の空白も、次第に大きくなっていく。時間がない。感動とスリルのうちに、史上に残る傑作エンタテインメント、いよいよ完結へ。第12回日本SF大賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西村章
1
いいSFは時代を問わずいつ読んでもいい、ということを再確認した。2019/11/06
ナンナル
0
壮絶だ。そしてやりきれない終わりだ。不穏な単語は出てきたけれど、最後もそうなるとは。そして、エピローグで語られる愚かしさ。人は争わずにはいられない生き物だというのを見せ付けられる。誰かの正義は誰かを踏みにじる事でしか達成できないのだろう。2011/12/09
いかちょー
0
再読。読んでいるうちになんとなく思い出してきた。しかし、こんなに凄惨で切ない話だったのかと改めて思う。『おもいでエマノン』を読み返してみたくなった。2009/02/04