目次
第1章 『結婚の生理学』と1830‐1832年雑誌掲載作品群(『結婚の生理学』と初期短編群;『不老長寿の霊薬』の「語り手」 ほか)
第2章 『コント・ブラン』と1832年‐1845年の試み―「レシ」と「カードル」のパッチワーク(『スペイン大公』―「レシ」の置き換え;『フランス閑談見本』―「レシ」の構成 ほか)
第3章 命名された語り手―三人称化への試み(語り手の確立―ビアンションの形成;『女性研究』の「語り手」ビアンション ほか)
第4章 『海辺の悲劇』と1834年以降の試み(「語り手」の構造化―『海辺の悲劇』;新たな「私」の模索―『谷間の百合』『ルイ・ランベール』『ファチノ・カーネ』『Z・マルカス』 ほか)
著者等紹介
奥田恭士[オクダヤスシ]
1954年長崎県生。東京外国語大学フランス語学科卒業。埼玉大学(修士)、青山学院大学(博士課程単位取得退学)を経たのち、論博(文学、大阪大学)。現在、兵庫県立大学環境人間学部教授。19世紀フランス文学、特にバルザックを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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