プリンセスコミックス ささめごと

河村恵利

秋田書店（1991/03発売）

• サイズ コミック判／ページ数 179p／高さ 18cm
• 商品コード 9784253075268
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゆり]

源平合戦の時代と室町時代の短編集。どのお話もせつない。頼朝と義経の関係の描かれ方がよかった。最後の頼朝の嘆きが胸に来る。富子さんがヒロインのお話は読んだことがなかったので新鮮な感じでした。幼馴染夫婦っていいな。そんなに単純なものではなかったけれど。

2017/07/02

[いちじく]

資盛さまと右京たんの話が読みたくて購入したけど、一番インパクトあったのは日野富子と今参局の話。富子の自分は手を下さずに相手の言動を上手く利用して側室を追い落とす手管が怖すぎる。頼朝義経兄弟の話と尊氏直義兄弟の話も面白かったけど、とかく直義のブラコンが過ぎてちょっとひく…富子と違って直義は直接手を下しにくるから損な役回りなんだけど、尊氏のためを思ってやったのに利用された新田や護良親王に同情が集まって結局尊氏にヘイトがたまる負の連鎖。

2023/01/07

[あんコ]

★★★

[きさらぎ]

足利兄弟を最初に読んだのがこの本だったのは失敗だったかもしれないと思う（苦笑）「今生の果報を ば、直義に賜ばせ侯て、直義安穏にまもらせ給侯べく侯」だっけ。この兄弟切ないわ。

[めぐみこ]

「見果てぬ夢」がけっこう好き。