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内容説明
貧しい馬丁の少年だったスークは、憧れの『鋼馬』を手に入れることで、数奇な運命の扉を開けた。ヴァロと名付けた機械の馬との旅は、いつしか彼を一人前の闘騎士へと変貌させていった。旅の途中で出会った義賊団の女首領エルロラを助けたことで帝都ブハラから追われる立場となってしまったスークは、逃亡先の小さな漁村で海賊たちに搾取される漁師たちのため、馬商ベーメの協力で『正騎士団』を結成する。それは、スークを新たな陰謀の渦にまきこんでいくのであった。待望のヒロイックファンタジー第二巻。
著者等紹介
安彦良和[ヤスヒコヨシカズ]
1947年、北海道生まれ。漫画家。虫プロダクション、創映社などを経て、現在に至る。アニメーションの分野では、「勇者ライディーン」のキャラクター&メカデザイン、「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザイン、「巨神ゴーグ」の監督を手がけたことなどで知られる。1981年、星雲賞アート部門を受賞。1990年、「ナムジ」で第19回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。2000年、「王道の狗」で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつじん
1
流れ流れてスークは“王”になります。 初めは虐げられた民の為、という大義名分がありましたがどんどん情況に流されて、ちゃっかり、なんていうと語弊がありますがお姫様を娶って王様です。 お姫様は高慢なあばずれだし、仲間はどんどん入れ替わっていくしヒロイックファンタジーとしては大作過ぎるような気がするのはまだ全5巻中の第2巻とわかっているからかな。 主人公スークの流されっぷりに心引かれますよね。本来ならもっとギラギラとした野望の人でないと王にまでなれないと思うんですが、そこを気持ちよく話を読ませてくれます。2008/08/16
ちぬ
1
速い強い格好良い。一介の馬丁に過ぎなかったスークの成長っぷりも然ることながら、素晴らしいご都合主義の王道ファンタジィ。やっぱり王道はこうでないと。中途半端なものよりこのくらいが気持ち良い。2010/12/08
フタ
0
完結してるらしいけど、続き見つからないなー2011/09/10