出版社内容情報
自殺した親友から届いた一枚の絵葉書。雨で滲んだ文字が語る予期せぬ悲劇とは? 感動のサスペンス。
内容説明
自殺した親友から届いた一枚の絵葉書には死んだ当日の消印が押されていた。フリーの翻訳者だった弘美は、自殺と思われた親友の死が実は殺人であることを解明したのを機に探偵事務所の調査員となる。自殺願望の女子中学生、浮気疑惑のエリート医師夫人、砂場に生ゴミを埋める主婦…ささやかな幸せを求め、懸命に生きる女たちと関わるうち、弘美も自分自身を見つめ直し…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
との@恥をかいて気分すっきり。
11
えーと、偶然にもほどがある!どんだけ事件に遭遇すんねんって感じの話しでした。リアル感に欠ける。探偵ものとしても面白いわけではない。ということで自分には合わなかったということで、許してくだされ。2020/12/05
うさぎや
7
人の裏を知ることで人への興味をよみがえらせるというのは皮肉な気もするけど、それもまた人の業なのかもな、と思ったり。2020/09/18
りょう
5
柴田さんの本は全部読んでるつもりだったけど、これは2010年に出た本の文庫みたいだ。ある親友の事件をきっかけに、フリーの翻訳者から、探偵に転身する弘美さんの連作短編集。探偵ものというと、そこで巡り会う事件とかを、解決していくかたちになりがちだけど、柴田さんだから、それだけでは終らない。人の気持ちの移り変わり、どうしようもない気持ちの苦しさみたいなものを、描こうとしていて苦しくなるくらい。軽いエンタメのつもりで読んだらそれだけじゃなかった。2021/01/06
ますみ
2
★2★2020/10/25
Sept
1
主人公に共感は持てないし、事件もなんだかピンとこなかったりするのだが、読み応えはあった。表紙のイメージが合わなくて残念。2022/05/11