出版社内容情報
東西のええとこどりした料理が味わえて評判の「なには屋」には、様々な事件が持ち込まれて……。好調シリーズ最新刊。
内容説明
江戸へ荷を運ぶ途中、嵐に遭遇し、行方知れずになっていた主人が無事に戻ってきた。大坂の廻船問屋「浪花屋」が喜びに沸くさなか、大女将のおまつは奇妙な夢を見た。「江戸へ行って人助けをしてこい」と、夢の中で寿老人に告げられたのだ。そこで、今度は自分が江戸へ行くことに。それも出来たばかりの菱垣廻船で。しかし、船は女人禁制なため、男装し、長男の太平とともに乗り込むことに…。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年、三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て、専業作家になる。ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、幅広いジャンルの作品を発表。2008年『火盗改香坂主税 影斬り』(双葉文庫)で、時代小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雅
34
痛快で爽快❗これは読んでて気持ちがいい2019/10/11
陽ちゃん
5
夢で見た寿老人のお告げを守るために男の格好をして新しくできた千都丸に乗り込んだ浪花屋の大おかみのおまつの活躍がメインの一冊でした。江戸のなにわ屋2件もあんじょういっているし、次平の妻おつると妹のおさやがおめでたで今後が楽しみです。前作の内容を忘れていて、あれっ?吉兵衛が帰ってきてる!?ってなっちゃいましたが。2019/07/27
スカーレット
4
大阪浪花屋の大女将の肝っ玉が太くて~♪初夢に寿老人とはおめでたい事。お江戸でも帰路でも大活躍の大女将でした。2019/09/19
kmzwrs5781
1
大阪商人の肝っ玉の強さよ。女子(オナゴ)の強さよ。寿老人の夢のお告げに導かれて人を救いに江戸にきたおさやど次平の母、おまつの廻船道中やいかに。2024/01/05
goodchoice
1
大女将が新造の千都丸で江戸に行くという変わった筋立てであった。なかなか面白い内容で次巻も楽しみだ。2019/06/15