出版社内容情報
どんな穴でも開ける変わった商売〈穴屋〉。穴の向こうに見えざる敵を追う佐平次の探索が始まる。時代シリーズ第2弾!どんな穴でも開ける〈穴屋〉の佐平次。惚れ込んでいたへび使いのお巳よと所帯をもち、あいもかわらず本所緑町の「夜鳴長屋」に住んでいる。珍商売を営む長屋の連中に、なぜか葛飾北斎先生も入りびたり、今日も賑やかな日々。だがその北斎の命を狙う見えざる敵が。佐平次は北斎を守れるか?
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年福島県生まれ。93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞。2002年、第1回北東文芸賞を受賞。15年「耳袋秘帖」シリーズで、第4回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。15年『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞受賞。
内容説明
どんな物にも穴を開ける珍商売「穴屋」を営む佐平次は、惚れ込んだへび使いのお巳よと晴れて夫婦になった。稀代の絵師、葛飾北斎先生も二人の住む夜鳴長屋の住人となる。ある日、花札や遊び道具を扱う大店の後妻に入ったおちょうがやって来た。三月前に辻斬りに殺された主、喜左衛門の幽霊が出て、耳たぶに穴を開けてほしいと言っているという…(表題作)。好評時代連作第二弾。(『穴屋佐平次難題始末 幽霊の耳たぶ穴』改題)
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年福島県生まれ。フリーライターを経て、92年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。97年『西郷盗撮』で注目を集める。2015年『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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犀門
Ladybag(ばぐ)
zatugei
Genzoh Minamishima
Suzu