徳間文庫<br> 神君幻法帖

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徳間文庫
神君幻法帖

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  • サイズ 文庫判/ページ数 409p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198937577
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

かつて一世を風靡した山田風太郎の忍法帖が、同姓の作家によって完全再現。七人対七人の「幻法」合戦の幕が切って落とされた!

徳川家に盤石の安泰をもたらすため、捨て石となれ――。神君こと徳川家康を祀る日光東照宮周辺を舞台に繰り広げられる、「幻法者」たちの血で血を洗う腕比べ。魔多羅一族vs山王一族。あい争うは、修羅のさだめ! 生き残るのはどちらか? そして天海大僧正の思惑は……? 山田風太郎忍法帖の忠実なるパスティーシュ。時代伝奇説の極北。装画は、単行本時も好評だった、かつて風太郎忍法帖を多く手掛けた佐伯俊男氏。解説は縄田一男氏。

【著者紹介】
1950年生まれ。74年『神狩り』でデビュー。『地球・精神分析記録』『宝石泥棒』などで星雲賞、『最後の敵』で日本SF大賞、『ミステリ・オペラ』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞を受賞。SF、本格ミステリ、時代小説など、多ジャンルで活躍。

内容説明

ものども、励め。徳川家に盤石の安泰をもたらすため、捨て石となれ。神君こと徳川家康を祀る日光東照宮周辺を舞台に繰り広げられる、「幻法者」たちの血で血を洗う腕比べ。摩多羅一族対山王一族の抗争は、異様な体術を駆使する集団戦の連続。かつて家康が最大の信頼をおいた、天海大僧正の思惑は…?山田風太郎“忍法帖”への華麗なるオマージュ。

著者等紹介

山田正紀[ヤマダマサキ]
1950年生まれ。74年『神狩り』でデビュー。『地球・精神分析記録』『宝石泥棒』『機神兵団』などで星雲賞、『最後の敵』で日本SF大賞、『ミステリ・オペラ』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞をW受賞。SF、冒険小説、本格ミステリ、時代小説など、多ジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chiseiok

15
あれ?コレは大好物!て人、結構居ると思ったんですが、読了の書込み少ない…(^_^;)。期待通りでありつつ、正紀テイストも充分の忍法帖オマージュ、堪能させて頂きました。またやってほしいんですけど、これっきりでしょうね(笑)。2013/10/09

河内 タッキー

8
これは甲賀忍法帖に対して、設定、ストーリーを分解し、著者なりの思いによって再構築したものだ。リミックスというべきか。これはもう感心し、ニヤリとし、本家、山田風太郎の甲賀忍法帖を再読したい。2015/11/26

Katsuto Yoshinaga

3
10代の頃好きだった作家の山風先生へのオマージュ作品ということで手にとった一冊。率直な感想は「え~っ???」である。先達の忍法帖と違い、バイオテクノロジーや脳科学を使った幻法解説は面白いが、若干くどくて冗漫な印象。もっと巧い作家なのに、私にとっては残念な作品だった。山風忍法帖を知らずに、本書を読めばそれなりに楽しめるように思えるが、山風先生はあまりにも有名で巨大な壁である。これならば、月村氏の「機忍零牙」の方が山風先生の衣鉢を継いでいる気がするが、そこは趣味の問題か…。2015/06/13

zero

3
寄生虫を相手に取り付かせて自殺させる幻法はおもしろかった。幻法の説明は民明書房刊みたいだったため、最新の説をベースにしてはいるが胡散臭さが否めない。また、甲賀忍法帖のオマージュとはいっても二番煎じなので、現代を舞台にするなどの工夫はほしかった。2013/11/03

ぱぶ

3
忍法を人間の生理的な拡張と捉えて幻法と設定した作者らしい忍法帖オマージュ。ホラを受け入れれば楽しめる2013/10/17

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