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徳間文庫
大合併

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  • サイズ 文庫判/ページ数 441p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198934583
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

たった一人の頑迷固陋な年寄りのために、金融再編成の足がかりを失った―三菱銀行との合併話を反故にし、大蔵省銀行局長の怒りをかった第一銀行の井上薫会長。二年後、今度は勧業銀行との合併に執念を燃やし始める。官庁・業界・新聞…虚々実々の攻防のなか、合併のシナリオを着々と進む!?世紀のメガバンク誕生をドラマチックに描いた高杉良の代表的長篇。

著者等紹介

高杉良[タカスギリョウ]
1939年東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Takeshi Yoshizaki

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随分昔の銀行の合併を、人間を中心に描いた物語。合併まで登場人物が第一、勧業の2行と日経新聞記者、そして大蔵省関連の役人に限られているのは、徹底して秘密主義を貫いた結果として已むを得ないとしても、最後尾の合併以降の描写は少々軽すぎて、深みが足りない。2013/06/30

HirO

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初めて読んだ高杉良が本作だった。今から15年以上も前の就職活動中の学生時代以来の再読。でも今回が初めて読んだような読後感。当時持っていた憧れに近い銀行への良いイメージが、社会に揉まれた今では感じなくなってしまったからだろうか。今となっては金融腐蝕列島のプロローグ的な作品だと思う。2012/08/24

温顔無敵

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今は過去。古きよき時代の銀行小説。0金利で、ピンハネ生活の毎日。2012/06/15

tororo_don

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冒頭の記者と銀行側のやりとりでは、日経のスクープの過程がメインかと思ったが、後半の二人の頭取の合併に掛ける想いにどんどん引き込まれた。最後の横田頭取が亡くなった時や過去を回想する場面に、胸が熱くなった。

Shoichi Kambe

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*第一銀行と日本勧業銀行はこのほど両行首脳の間で一対一の対等合併に踏み切ることで合意に達し、近く両行の取締役会に図って発表する。…都市銀行同士の大型合併は戦後初めてで、両行の合併が実現すると富士銀行を遥かに抜いて預金高第一位(両行を合わせると45年9月末で3兆3000万円)となり、国際的にも英国のナショナル•ウエストミンスター銀行に次ぐ世界7位の大銀行が誕生する。 *大蔵大臣の諮問機関である金融制度審査会が“国民経済的観点から見て規模の利益を生かすような合併は推進されることが望ましい”昭和45年6月2021/12/05

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