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徳間文庫
人事権!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 379p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198933067
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

社員数五千人の中堅損保・栄和火災海上のワンマン会長・石井三郎の趣味は絵を描くこと。相沢秘書室次長の提案で開催された石井の個展を訪れたN証券社長・田端芳雄が、石井の絵を一千万円で買ったことから、栄和火災海上の“人事”が思わぬ展開を見せはじめた…。生殺与奪!人事権の魔力を、経済小説の第一人者がリアルに描いた傑作長篇。

著者等紹介

高杉良[タカスギリョウ]
1939年東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

luther0801

7
人事権が個人の感情の赴くままに発令されると、組織が荒れて行くさま、一方で不合理な人事を被った側が、上手く立ち回っていくさまが描かれており、特に後者が心地よい読後感を感じる。ただ、人事権は概ね個人の感情に流される場合が多い。それこそがサラリーマンの悲哀であり、人事権を持つ者の横暴にもつながる。「人生至る所に青山有り」「動機善なりか、私心無かりしか」2015/10/29

わんこ

2
人事はもちろんのことサラリーマン社会は感情で決まってしまうのだなと感じた。宮本の最後の「ちょっとしたことで気持ちが変わって好きになったり、帰来になったりいろいろあるもんだよ」という言葉は全てに通じると思う。仕事を円滑に進めるためには人間関係を重視していことが大事だなと改めてい思った。 以下感銘を受けた言葉 ・人当たりがやわらかく、人に好かれていればこそ、頭がきれなくても出世コースに煎られる ・草履取りまがりなことをしないとトップにはなれない2018/04/28

讃壽鐵朗

1
現役時代でなくては、読めない本。

Shizuka Shimoda

1
日本のサラリーマン社会では、表に出てこない社内での様々な出来事が起こっているんだろうなぁ。2012/06/21

mwashidu

1
高杉良らしいタッチで描かれていて、私の好みの経済小説でした。2011/02/06

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