徳間文庫
♂♀

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198932428
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

私は喰い散らすだけの存在である。作法もなにもない―。無数の女と交わってきた自称・亀頭原理主義者の私は、セックスに倦みながらもなお貪り続ける。超越的な美を備える沙奈、そして歌舞伎町の覗き部屋で出逢った美和、奈々を。秘めやかな構造を掻き分けられた彼女たちは失禁し、白目を剥く。本能の極限を、覚めた眼差しで描破する問題作。

著者等紹介

花村萬月[ハナムラマンゲツ]
1955年、東京都生まれ。89年、『ゴッド・ブレイス物語』で小説すばる新人賞受賞。98年、『皆月』で吉川英治文学新人賞、『ゲルマニウムの夜』で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

0
全篇ほぼSEXです。共感出来る部分多し。2012/10/18

タク

0
この本は読者を選ぶだろうなと思いながら読んでいきました。ずっと花村萬月を読み耽ってきた者としては芥川賞まで受賞してしまって萬月がどう変貌していったのかを見れて楽しかった。殺すことの正当性とか色々と考えさせられる作品。ただし、一作も萬月を読んだことのない人には決してお薦めできない作品でもある。2011/08/25

ARNY316

0
まさに♂♀。そのページ数のほとんどを使ってSEXを語る。作家を名乗る(本人は嫌う)主人公の青臭い主義主張には嫌悪感と同意を覚える。性殺与奪は我に有り。筆者の幼児性に磨きかかったように思うw2011/04/06

コールドパワー

0
今まで何冊か読んできた花村作品の中で一番読むのがキツかった。初めから終わりまで、これでもかという程のSEX描写が続くけれど、問題はそこではなくて、覗き部屋で出会った奈々の乳首を勢い余って...してしまうところがもう痛くて痛くて読んでいられなかった。中年太りの歯槽膿漏のおっさんの妄想でしかありえない美女達との饗宴だったな。2020/08/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/659884
  • ご注意事項