内容説明
勝海舟の父にして、直心影流免許取りの暴れん坊小吉。北辰一刀流玄武館千葉周作門下で、「お玉ケ池の鬼柘植」と呼ばれるほどの逸材恭之介―喧嘩の助太刀がきっかけで親交を結んだ血気盛んなふたりは、道場を開くことを夢見て、一気に資金を稼ごうと、伊勢尾島藩のお家騒動に飛び込んだ。が、神道無念流撃剣館で当代随一の腕と恐れられる、無敵の剣客秋山要助が行く手に立ちはだかる。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞、作家デビュー。剣豪・人情時代小説で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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