内容説明
小田原藩の奥右筆で、惨殺された父・大川浄蓮の仇討ちを見事果たした浄之進は、犬山蓮次郎と名を変え、武士の身分を捨て、かながわの宿で、古くから歯医者をしていた小野加平太のところへ妻・お静とともに見習いに入る。ある日、加平太が火盗に襲われて殺され、目の不自由な娘・お光は行方不明になるが…。話題を呼ぶ大型時代ミステリー。
著者等紹介
斎藤栄[サイトウサカエ]
1933年東京都生まれ。東大法学部卒業。66年横浜市建築局在勤中、「殺人の棋譜」で第12回江戸川乱歩賞を受賞。72年作家専業に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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