内容説明
惨殺の限りをつくした稀代の暴君ネロ、遺産を独占するために、周囲の邪魔な人間を次々と毒殺したブランヴィリエ侯爵夫人、夫ジョン・F.ケネディ暗殺後、大富豪オナシスと再婚、悲劇のファースト・レディから一転してアメリカ国民を裏切ったジャクリーン夫人…。自分の欲望のため、人はここまで残酷になれるのか!?豊富な資料と研究成果を駆使して綴る“悪徳の世界史”第二弾。
目次
1 権力への大いなる野望(ネロ―惨殺の限りをつくした世紀の暴君;メッサリーナ―乱倫と陰謀が彩る女帝の戦慄 ほか)
2 封印された黒い醜聞(カテリーナ・スフォルツァ―血の粛清で君臨する勇猛果敢な美女;デオンの騎士―スキャンダルに彩られた女装スパイ ほか)
3 世界を戦慄させた凄腕(カリオストロ伯―王侯貴族を煙に巻く異端の魔術師;コール―ヨーロッパ中を手玉にとる札付きのワル ほか)
4 血塗られた邪悪な罠(切り裂きジャック―ロンドンの霧に蠢く残忍な殺人鬼;ジョン・ヘイ―異常な欲望に憑かれた吸血鬼 ほか)