徳間文庫<br> 物語の魔の物語―異形ミュージアム〈2〉メタ怪談傑作選

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徳間文庫
物語の魔の物語―異形ミュージアム〈2〉メタ怪談傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 284p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198914974
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

著者等紹介

井上雅彦[イノウエマサヒコ]
1960年、東京都生まれ。大学在学中から都筑道夫選や星新一選の短篇コンテストに入選。以降、怪奇幻想小説に関する並々ならぬ造詣を生かした作品を次々と発表。さらに全篇新作のホラーアンソロジー『異形コレクション』シリーズを世に送り出し、99年日本SF大賞特別賞を受賞した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴィオラ

12
雷が鳴っている。外は大雨。誰もいない家の中で、ドキドキしながら読んだ「はてしない物語」。思えば、あれがメタフィクションを読んだ最初の体験だったのかもしれない。現実が揺らぐ感覚、知らない世界へと自分もいけるんじゃないかと思える感覚。僕にとっては、メタフィクションって怪談というよりもっと素敵な物だけれども、やっぱり読んでいて楽しいですね。 「ある日突然」「丸窓の女」「セニスィエンタの家」「殺人者さま」あたりがお気に入り。実はしっかり読もうと思ったことのないジャンルですが、これを機会に追いかけてみるのも良いか?2015/04/08

芍薬

10
「丸窓の女」「残されていた文字」がお気に入り。どれも4,5ページの短さなのですが、その短さが逆に恐ろしさを掻き立てます。2014/12/17

ひょろ

4
珍しいメタフィクションのアンソロジー。やはり「牛の首」は秀逸だ。「丸窓の女」はまさにだまし絵のようで面白い。 「何度も雪に埋めた死体の話」はネットで元の怪談を読んだような気がするが、実は夢枕氏のこの話が根源なのではないかと疑ってしまう。2018/05/08

くさてる

2
「物語」の「魔」を巡る「物語」、メタフィクションの怪談というテーマのアンソロジイ。どれも傑作揃い。既読の作品も多かったが、それでも怖い岸田今日子と星新一。初読の作品では、「丸窓の女」が、まさに文字で描かれた騙し絵のようで、読んでいてくらくらした。そして花輪莞爾「海が呑む」は、あの震災後に読んだことで凄みを増したのだと思う。それは恐ろしく、哀しい。2012/05/07

ピコ

1
まさに“絵の無い瞞し絵”的なアンソロジー。岸田今日子の「セニスィエンタの家」が好き。2014/09/10

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