日本プロ野球育成新論―三軍制が野球を変える

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日本プロ野球育成新論―三軍制が野球を変える

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  • サイズ B40判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784198650681
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

出版社内容情報

千賀滉大、甲斐拓也。周東佑京はなぜ活躍するのか。ソフトバンクホークスの育成システムを現役コーチが解説する。

内容説明

千賀滉大、甲斐拓也、周東佑京、牧原大成…ホークスの育成選手はなぜ活躍できるのか。日米の育成コーチを歴任した指導者が明かす、日本とメジャー、ソフトバンクと他球団の育成システムの違いとは…。

目次

第1章 名門復活を現実にした王監督と三軍制の導入(ホークス暗黒時代からの脱却;「世界の王」が注入した勝利への執念 ほか)
第2章 育成選手の活躍に必要なのは「一芸」「環境」「運」「指導者」(千賀滉大の獲得に至った「縁」;背番号128が化けた瞬間 ほか)
第3章 これからのホークスを担う育成出身選手たちの軌跡(千賀、甲斐だけではない育成出身の選手たち;日本球界初の試み、カーター・スチュワートの獲得 ほか)
第4章 日本とアメリカで学んだ私の育成コーチング理論(コーチ修行をアメリカでスタート;ヤンキースのコーチングマニュアル ほか)

著者等紹介

大道典良[オオミチノリヨシ]
1969年、三重県生まれ。明野高校を経て、87年に南海ホークス(現ソフトバンク)としては最後のドラフトで4位指名を受けて入団。94年からバットを短く持つ打法を貫き、98~99年には「左キラー」として対左投手の打率は4割超を記録した。06年オフに巨人へ移籍したあとは、主に代打の切り札やチーム内のムードメーカーとして活躍し、10年に23年間の現役を引退。南海ホークスに在籍経験のある最後の選手だった。引退後の11年にニューヨーク・ヤンキース傘下のマイナーリーグで巡回コーチの研修のために渡米。帰国後の12年に巨人の育成コーチに就任した。13~14年は福岡ソフトバンクホークスの二軍打撃コーチに。15~16年は一軍打撃コーチを務め、17年は三軍打撃コーチ。18年からは再び現職の二軍打撃コーチを担当。通算成績は1356試合に出場し、3187打数906安打、本塁打60、打点415、打率.284(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッちゃま

16
巨人ファンとしてホークスの強さの秘密を解き明かしたい、そんな思いで購入&読了。タイトルにもある様に、今後はNPBにとって三軍は益々必要だと感じました。単純に70人から一軍28人を選出するのと80人以上から選ぶのでは後者の方がレベルは上がるワケですし、チーム内で競争意識も高まります。チーム全体で三軍の意味をを理解して活かすべく取り組み、また個人に合わせた育成方法が確立しているホークスからは効果が出ているのだろうと思えます。三軍だけ頑張っても簡単に上には行けない、チームぐるみの政策も大切なんだろなと感じます。2021/02/27

鷹ぼん

6
「野球ロス」対策第四弾w。「ホークス3軍はなぜ成功したか?」とかなり内容が重複。同じような時期に同じ人にコメントもらいながら書いたのだから仕方ない。著者は大道二軍打撃コーチ。南海ホークス最後のドラフト入団選手。だから「あの大道君も本を書くようにまでなったか」という気持ちで手に取った。「ホークス3軍は…」は記者目線だったが、本書は育成現場のコーチによるものなので、ときに選手への厳しい評価もあり、思わず納得したり。書かれているように米マイナーでのコーチ経験は大きく、育成現場で十分生かされていると思われた。2020/05/09

チョビ

2
ソフトバンクの3軍制本。去年見に行ったが、組織は成功してても、筆者(多分インタビュー)が言っているほどやはり選手育成の件、一芸では限界があるだろうし、所詮は育成より支配下が優遇されるのはやむなし。 そして、平然と支配下→育成へのエスカレーターを行っているだけあって、現状は相当シビアだと思う。ただ、他所より長く育成でも見てもらえるところは利点。それを思うと結構いいことしか書いていない。心に響いたのもアメリカのGMの「お願い」だしね。2020/11/04

lonely_jean

1
特別巨人ファンというのでもないが、ここ数年は巨人を応援している。冒頭から思い出したくない一連の試合にしっかりと触れられ、傷を抉られた。ソフトバンクの強さの秘密を思い知った。せめてプレッシャーを与えておきたい。スチュワートは何が何でも大物に育てなければならない。叶うかどうか見ものだ。2020/08/05

KAZ

1
大道コーチの育成論について書かれた内容でした。 印象に残った内容は、現役時代に成功した人が指導者になる日本と、多くの失敗をした人が指導者になるアメリカ。この考え方を現場で感じながら学ばれた経験は大道コーチにとって非常に有意義な内容であり、読者の私も共感、納得できる内容でした。 このように、自分では体験できないような経験をもとに書かれた論理の本を読んでいきたいと思えるような内容でよかったです。2020/04/01

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