出版社内容情報
人はなぜキレるのか?目の前の人がキレたらどうする?怒りを抑える方法は? 脳科学を駆使した怒りのコントロール!
内容説明
あおり運転、パワハラ、店員/駅員への暴言、クレーム、ネット上の誹謗中傷…。怒りに対処するには、脳の使い方を変えること。「キレたりイライラするときは、『脳』が勝手に怒っているのです。」脳科学者が教える、ストレス、プレッシャー、ヘイトから自分自身を守る習慣。
目次
第1章 なぜ人は怒るのか
第2章 怒るとき、脳はこうなっている
第3章 キレそうになったときのとっさの対処法
第4章 怒っていることを相手にうまく伝える
第5章 今日から始める怒らない習慣
第6章 20世紀の怒り、21世紀の怒り
著者等紹介
茂木健一郎[モギケンイチロウ]
脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。『脳と仮想』(新潮社)で小林秀雄賞を、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で桑原武夫学芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポップ430
11
やまなしエンジンで茂木さんを久しぶりに見れたのでもう一読 最近部下を使わないスタッフ的な仕事なので怒りがあまり湧く機会がなくストレスフルになったなぁと実感。 前は部下に説明するのも面倒とよく思っていたので、そういう時は既に怒っていたんだと笑える。確かにそうですね。 環境や人間関係でもずいぶん怒る機会が変わりますね。 20世紀のオジサンにならないように、色々行動しなきゃってところです。2021/02/21
わえ
8
頷けることも首を傾げることも書いてあった。 大事にしている価値観が蔑ろにされたりすると、人は怒る。 怒っている人に対してしてはいけないことは、黙ること。代わりに、相手の怒りを抑えることをしよう。逆質問する、ゆっくり話す、話をとことん聞く、先に謝る、など。 怒らない習慣。いいところを見つける、ぼーっとする、雑談する、慣れないことをやってみる、人に物を頼まない、ながら仕事をする、綺麗な言葉を使う、など。 最後の方はあんまり説得力がなかった印象。特に筆者のオジサンに対する論には首を傾げた。 2021/04/22
百栗豆茶
6
すべての人は「怒る人」と「怒らない人」の二つに分けることができる。著者は「怒っても何も変わらない。むしろ事態をより悪化させてしまう」と気づいてから怒らなくなったと言う。脳の扁桃体が『これは快』『これは不快』とジャッジし、その感情を前頭葉がコントロールする。自分自身をまるでほかの人が見るように客観的に分析していくことを『メタ認知』と言い、メタ認知が機能すれば、前頭葉による感情コントロールを促し、怒らない人になる。何もせずにボーッとする時間を持つこと。何もしない時間を作ることが怒らないことに至る道となります。2020/12/05
masahiro1986
3
図書館本。なぜ人は怒るのか、怒りを抑えるには?を解説。期待したほどの内容は得られなかったが、まずは自分の怒りのもとを言語化することが大事なのかなと感じた。上司への対応等、???なところもいくつかあった。○怒りのもと①不安②不満③不調○それぞれの価値観は地雷のもと2021/05/03
ゆうはるあさ
3
怒っても何も変わらない。説明がめんどくさいから怒る。怒りに脳がハックされるとコントロール不能。美味しいものを食べる。良いところを見つける。ハグを増やす。楽しいこと思い浮かべる。怒らないのは自分のため。ゆっくり話す。クールに立ち去り、怒りを上手く伝える。2021/04/17