出版社内容情報
本当の世界史はまだつくられていない。ヨーロッパと中国の歴史の両者を俯瞰できる日本こそがあたらしい世界史をつくる国になる。人類が誕生して文字を獲得すれば歴史が成立するというほど歴史は簡単なものではない。これまで世界で歴史と呼びうるものは、地中海文明のヘーロドトスとシナ文明の司馬遷の二人による記述しかなかった。いま世界は、それぞれの国民国家が自分たちは正しいという歴史を主張しているが、国民国家の歴史をいくら集めても世界史にはならない。国家と時代の枠組みを超える新しい世界史を日本はどのようにつくるべきか。歴史を根源に遡って考察する。
宮脇淳子[ミヤワキジュンコ]
1952年、和歌山県生まれ。京都大学文学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専攻は東洋史。大学院在学中より岡田英弘からモンゴル語・満洲語・中国史を、その後、山口瑞鳳(現東京大学名誉教授)からチベット語・チベット史を学ぶ。東京外語大学アジア・アフリカ言語研究所共同研究員を経て、東京外国語大学、常磐大学、国士舘大学、東京大学などの非常勤講師を歴任。
内容説明
それぞれの国が自分たちは正しいという国民国家の歴史をいくら集めても世界史にはならない。国家と時代の枠組みを超える新しい世界史を日本がつくる。日本からは世界史がよく見える!中国・韓国のいう歴史は政治であって歴史とは言えない。
目次
「歴史とは何か」という大問題
歴史のある文明と歴史のない文明
世界で初めて歴史をつくったヘーロドトス
キリスト教文明が地中海文明に加わった
中国は日本人がつくった
『史記』に呪縛された中華園の歴史観
日本文明はいかにして成立したか
『日本書紀』の歴史とは何か
国民国家が世界史を変えた
マルクスに騙され続けている世界史
日本の歴史教育の大問題
日本人がつくる世界史
著者等紹介
宮脇淳子[ミヤワキジュンコ]
1952年和歌山県生まれ。京都大学文学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専攻は東洋史。大学院在学中から、岡田英弘(現東京外国語大学名誉教授)からモンゴル語・満洲語・シナ史を、その後、山口瑞鳳(現東京大学名誉教授)からチベット語・チベット史を学ぶ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員を経て、東京外国語大学、常磐大学、国士舘大学、東京大学などの非常勤講師を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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