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殺人少年―何が彼らを凶行に駆りたてたか

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198612139
  • NDC分類 368.7
  • Cコード C0098

内容説明

人はなぜ人を殺すのか?17歳の少年が無防備な老婆を殺害した。彼はなぜ、その被害者を選択したのか?少年犯罪者の鑑定をして25年。多くの凶行の背景には、家族の間に恐るべき秘密が隠されていることを突きとめる。全米屈指の小児精神科医が書き上げた話題のノンフィクション。

目次

傷を負った少年たち
キレる人間・キレない人間
きょうはナイフの日―親友の胸をメッタ刺しした13歳の少女
心の傷・脳の傷―少女リー・アンを診察する
未成年を凶行に駆りたてるものは何か
死刑囚を臨床鑑定する
陽気な死刑囚ラッキー・ラースン
殺人犯口ジャーと3人の兄弟の苦しみ
奇妙な共同体―36歳のマリー・ムーアと14歳の少年の凶行
多重人格障害―マリー・ムーアの場合
苦しむ子どもが生み出す「身代わりの人格」
17歳の少年ジョニーはなぜ無防備な老女を殺したのか
死刑を待つ子どもたち
多重人格障害―ジョニーの場合
19人を処刑した死刑執行官

著者等紹介

ルイス,ドロシー・O.[Lewis,Dorothy Otnow]
精神科医。ニューヨーク生まれ。イエール大学医学部卒。同大学の児童研究センターや、少年裁判所内のクリニックでの活動を経て、現在ニューヨーク・ベルヴュー病院に勤務。少年犯罪者や死刑囚の臨床鑑定を多数おこない、心と脳の両側面から暴力の研究をつづけている。25年におよぶ研究の成果は、米最高裁判所における判決にも影響をあたえている。小児精神科医の夫と二人の子どもとニューヨーク在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はすのこ

3
事例集。実につまらない為、斜め読みをせざるを得ない。もう少し面白く書く努力をして頂きたい。2015/11/29

るうるう

2
残虐な殺人を犯した死刑囚たちに直接面接し、彼らの生い立ちを調べ、こうした犯罪者の多く(すべて?)が悲惨な環境で育ち、頭を殴打されるなどして脳に障害も負い、性的に虐待され人格も分裂し、記憶も穴だらけであることを明らかにした精神科医の報告書。これまでも虐待に関する書籍は読んできたが、本書に述べられているものはそれらを上回った。身体的にも疲労し、具合が悪くなった。また、筆者の見方に従うなら、サイコパスは”作られる”のかもしれず、そうであるなら・・・・2015/04/07

如月

1
人が犯罪を犯すには理由がある。育った環境が影響している。酷い扱いを受けた自分自身を守るために、他者を傷つける。時には、自分がどのような虐待を受けたかすら忘れている犯罪者。誰しも育つ環境によっては、人を殺しかねない。死刑を執行することに何も感じない執行人の話など様々。裁判員裁判に向けて、犯罪心理や死刑制度の意味について考えるにはもってこいな本だと思う。

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