おちゃっぴい―江戸前浮世気質

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おちゃっぴい―江戸前浮世気質

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198611064
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

婀娜や鯔背は江戸の華。やせがまんも粋のうち。鉄火伝法が玉にキズ。お吉は十六御蔵前小町。惚れたが悪いか恋の顛末。笑いと涙の人情譚六話。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さなごん

24
しみじみさせる短編集。特に娘の結婚の話がしみじみ。2015/12/09

かっこちゃん

13
江戸の町に暮らす人々の、6つのお話。どれも泣き笑いの気持ちの良い話です。痩せ我慢も、小競り合いも、素直な心もみんな愛おしい。おかねを嫁にした菊次郎も、おちかを龍吉に嫁がせた伊勢蔵も、いい味出してます。おすまさんの「概ね良い女房」も実相寺さんが素敵で捨てがたいが,「おちゃっぴい」が、いい。以前に読んだ本でお馴染みの英泉や、お栄、北斎が出て来るのです。何だか得した気分でした。2021/02/06

星落秋風五丈原

13
「町入能」「概ね、よい女房」は甚助店のエピソード。「れていても」「あんちゃん」は薬種問屋「丁字屋」の息子菊次郎のエピソード。「驚きの、また喜びの」「おちゃっぴい」は単発。町人達が町入能を見られることになった。長屋に住む気のいい浪人花井の運命が変わることになる「町入能」。花井の後にやってきた夫婦のうちおとなしい夫に比べ口うるさいおすまにみんなの不満は高まって…「概ね、よい女房」。菊次郎の惚れているお龍はどうやら医者に気があるらしい。その過去を探ってゆくと…「れていても」。2004/02/12

みなず

4
江戸っ子だねぇ、な連作短編集。甚助店の「町入能」「概ね、よい女房」の、裏店庶民と元お武家さんのやり取りが、特に好き。2014/07/17

Levi

3
二組の浪人夫婦と長屋の町人達の交流。おちゃっぴなお吉と武家出の手代と絵描き。岡っ引きの伊勢蔵の親心と男意気。ダメ息子だった菊次郎とおかねの結婚・・・若者の迷いと決断、人情って良いですね。2011/01/01

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