内容説明
政治家、ヤクザに詐欺師、弁護士―悪党どもが繰り広げる闇の饗宴、カネの修羅道。
目次
プロローグ 冬眠からの目覚め
第1章 札束と老舗―東京都千代田区神田神保町
第2章 過疎地の饗宴―群馬県多野郡吉井町
第3章 バブル弁護士と裸の王様―東京都江東区木場
エピローグ うたかたの日々
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
1
◆文庫版読了2021/06/12
ハリー
0
自分が社会人になったばかりの頃、バブルの裏でこんなことが行われていたのは知らなかった。よく年下の人に、「バブルの頃ってお金が余ってたんでしょ」なんてよく言われるけど、自分の実感は全くない。でも、やはりその恩恵を被っていた人もたくさんいたんだなと確認できる本。2014/11/21
siomin
0
『突破者』があまりにも面白かったので,そのスピンオフという作品も読んでみました。主にバブルに翻弄された人たちにスポットが当てられています。前もって『突破者』を読んでいると背景がわかりやすいかな。本来ならば高潔で真摯であるべき銀行員や弁護士が金の魔力に負けていく様は実に恐ろしいし,著者は冷静に分析しています。二束三文の群馬の土地をありえない高価格で購入しゴルフ場を建設しようとしたけど,認可を得るまでに様々な政治家に金を渡したのは生々しい。群馬に並んでゴルフ場が多い千葉県も,政治家にカネが渡ったのかな。2022/09/18
tak
0
★★★★2020/06/21