内容説明
左腕を失った女兵士ライラは、移植手術を受けた。その左手の薬指には抜けないプラチナの指輪が光っていた。現代の戦場を描ききった驚愕のアクション・ファンタジー。第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞特別賞受賞作。
著者等紹介
瑞智士記[ミズチシキ]
滋賀県出身。2004年、第4回富士見ヤングミステリー大賞佳作受賞(木ノ歌詠名義)。06年、第1回新YJ原作大賞受賞。08年には『戦場のライラプス』で第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞特別賞受賞。関西を拠点に活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
F
1
オウィディウスの「変身物語」、ギリシア神話をモチーフとし、アドリア海沿岸、恐らくは現代のボスニア辺りを舞台とした近未来戦記もの。描写、設定、展開になかなか馴染めませんでした。 育成に大金を投じた優秀な戦士、その身体のバックアップとなるべく生かされている子供達…。いや、その優秀な戦士とやらを二人作れよ…、と。なかなかドラマチックな展開で読ませます。でも、設定に最後まで違和感を感じてしまった。及第点です。2009/02/18
kyle.
0
ハヤが天使すぎて辛い。いい子すぎて辛い。だからこそラストがなおさら辛い。2013/01/22
ロコロコ
0
(☆☆☆)話の筋は概ね楽しめた気がするけど、こう、一つ一つの文だったり台詞だったりが少し味気なく感じた。全体的に率直すぎるというか。容赦のなさは良いのですが……うーん。2012/07/10
Theodore
0
好みの設定だったので一気に読めた。ただ、生育環境から考えるに主人公はもっと無感情でクールな人物にした方がよかったかと。性格的に言えば主人公よりもヒロインの養母の医者の方がよほど軍事作戦(軍人ではなく)に向いてそうだ。2011/12/17
レトス
0
誰も救われない物語。読んでよかったし、もっと早く読んでおけばよかった2010/10/18