内容説明
父の行方を捜してほしい、石神探偵事務所に現れた中井田は切り出した。依頼者の父は一代で財閥にまで成長させた会社経営を親族に譲った後、西巻村に移り住み仏像彫刻を始める。二年前、莫大な資金を投じて巨大な釈迦涅槃像を作った直後、謎の失踪を遂げたのだ。探偵・野上栄太郎と助手の狩野俊介は事件を洗い直すため現地へ赴く。涅槃像は内部が刳り貫かれ、お堂と宿坊が造られていた。完成披露で集まった中井田家の親族と同宿した晩、惨劇が起きた。次々と襲われる親族たち。野上は犯人を目撃するが、その姿は…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Penguin
16
狩野俊介シリーズ12作目。前作の驚きは何処へやら…いつも通りになってた…。でも、やっぱり楽しみに読んでしまうってことは、好きなんだなぁ♪2012/04/23
ホームズ
8
設定としては面白いとは思いましたが事件の真相は微妙な感じ。初期の面白さに比べるとどうも・・・。レギュラーたちの会話も少しマンネリ化している感じも・・・。とりあえずシリーズなんでそれなりに楽しんでは読みましたけどね(笑)2010/04/24
poke
4
冒頭で期待させられたほどの面白さはなかった。けどシリーズは好きなので読んでしまいます。次に期待!2011/03/25
ユウト
4
シリーズだからとは言ってもパターン通りではなかろうか。名家…?が出てくるのもそうだし。安定感はあるけれどそれだけになってしまって物足りない。テンポとかは変わらず良いので、新しさか変化を期待。2010/10/10
ひまわり
3
事件が起こった時に犯人は想像がつきました。2014/08/04