徳間文庫<br> 火星の笛吹き

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徳間文庫
火星の笛吹き

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784195977484
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりー

5
古本市でみつけたブラッドベリの短編集。どれも名編。「地球のはぐれ者」「輝くフェニックス」は特に好き。レイ・ブラッドベリという作家が、自分の中の大切な一人になった。それを決定付けてくれた一冊。自分は自分のままでいたいという意思が、無限の想像と郷愁によって描かれている。この世界観がとても好き。こう書くと元も子もないけれど、訳者あとがきで解説されていることが、ブラッドベリを好きな理由の全て。2017/07/16

えふのらん

2
40年代に発表されたブラッドベリの初期作品を集めた短編集。まだ雑誌への売込み段階だったこともあってか、一発ネタ仕掛けの作品が多い。火星年代記や黒いカーニバルのように形容詞の洪水マジックは使われていないため、いつものブラッドベリを期待すると落胆するかもしれない。ただ、状況設定はいかにもブラッドベリらしいので、若き日の彼を追うつもりなら手にとるべき。2016/07/29

あんのん

0
少し冷戦期のプロパガンダのような小品もあった。時代ならでは2011/05/05

三井エム@神林長平フルコンプ中

0
ブラッドベリのSFの中でも特に叙情的な一冊だと思いました(あくまでSF作品比ですが)。全てが火星にまつわる短編ではないけど、火星の登場しないものは2~3編のみ。しかも登場する「火星」は全てみんな別の「火星」!ブラッドベリの火星好きがよくうかがえます(笑)2009/05/19

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