徳間文庫<br> 猫に関する恐怖小説

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徳間文庫
猫に関する恐怖小説

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p
  • 商品コード 9784195976036
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hit4papa

33
日本で編纂された猫が主役のアンソロジーです。ラブクラフトやブラックウッド、ダーレス等、比較的古い作品が収録されており、この見識の広さは編者ならではでしょう。本書に登場する猫は、魔法使いの使い魔的な役回りの作品が多く飽きがきますが、毎週猫を一匹ずつ買う老女 エラリー・クイーン「七匹の黒猫」は流石のミステリ、猫恐怖症の男 フレドリック・ブラウン「猫ぎらい」はひねりの効いた安定の面白さです。猫を父に持つ青年 ヘンリー・スレッサー「僕の父は猫」は、猫アンソロジーでちょいちょいお目にかかるので、名作なんでしょうね。2017/12/11

ホレイシア

5
サキ、ロバート・ブロック、クイーンなどが顔をそろえている。それぞれおもしろいが、やはりブラウンの「猫ぎらい」とファニュの「白い猫」が好み。ちなみにクイーンは「七匹の黒猫」。2010/08/02

misui

4
ラヴクラフトやクイーンなど錚々たる作家の中で、ほとんど正体不明のバイロン・リゲット「猫男」が現在でもたまにニュースになるような嫌な話で良かった。猫好きで孤島に引き篭もった男の顛末は、猫飼いには特に響きそう。ブラックウッド「古代の魔法」も叙情的で旅情を誘う。2021/08/30

李孟鑑

4
青空文庫で「白い猫」だけ読了。 呪いの白猫の話ですが、怪異よりも、アイルランドの美しい自然や人々の暮らしの描写の方を楽しんで読みました。 曲がりくねった小川、草の繁る荒地、たたずむ巨木。 アイルランドは荒涼とした自然が美しいですが、景色が目に見えるようです。 しかし、「尻尾をくねらせながら両脚にまとわりつく猫」って、あまり怖い感じがしないですね。どう見ても可愛いです。2018/10/20

timeturner

4
集める苦労はなかっただろうなあ。諷刺がきいたもの、生理的な嫌悪感を催させるもの、血みどろなもの、幻想的なのとバラエティに富んではいるが、出来がいいものばかりと言えないのが難点。2014/06/21

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