内容説明
東京大空襲を生きのびたのは、娘・唐子の霊感のおかげと母親は思っていたが、実は半身不随の父を猛火の中に残した母親に反発して、わざと母の指示に逆らっただけだったのだ。戦後、唐子は母によって〈霊感少女〉に仕立て上げられて仮面の生活を強いられるが、流行歌手・江月に身体を委せて“女”となり、自らも歌手への道―無限の白い大道を求めて、大阪へ家出するのだった…。長篇官能小説。
東京大空襲を生きのびたのは、娘・唐子の霊感のおかげと母親は思っていたが、実は半身不随の父を猛火の中に残した母親に反発して、わざと母の指示に逆らっただけだったのだ。戦後、唐子は母によって〈霊感少女〉に仕立て上げられて仮面の生活を強いられるが、流行歌手・江月に身体を委せて“女”となり、自らも歌手への道―無限の白い大道を求めて、大阪へ家出するのだった…。長篇官能小説。