目次
1 理科「空気はちぢむか」の実践(研究集団調布大塚小学校;教材分析と指導計画の構想;授業にとりかかる―グニャグニャの入れものから出発 ほか)
2 公開発表「じしゃく」の授業(一〇〇〇名あまりの参観者;第三学年理科学習指導案(下書き)
第三学年理科学習指導案 ほか)
3 理科の勉強二つのポイント(まず物に触れさせる;観察は理科の基本;一緒に実験することが大切 ほか)
著者等紹介
向山洋一[ムコウヤマヨウイチ]
1943年9月15日生まれ。1968年3月東京学芸大学社会科卒業。2000年3月東京都大田区立多摩川小学校退職。日本一のインターネット教育情報ポータルサイトTOSSランド代表、千葉大学非常勤講師、上海師範大学客員教授、日本教育技術学会会長、日本言語技術教育学会副会長。月刊『教室ツーウェイ』『向山型「算数」』『向山型「国語」』編集長。月刊『教育トークライン』、隔月刊『ジュニア・ボランティア教育』編集人
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感想・レビュー
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KTakahashi
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空気でっぽうの授業が載っている。教科書にある空気でっぽうが指導要領には記述がない! ところからスタートしているところは,読んでいる自分も一緒に驚いてしまった。子供に自由に活動させていきながら展開していく授業にわくわく感がありました。 2015/03/02
よくふとる良太
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★★✩✩✩2013/12/14
T.E
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「根本を疑う。」これはどんなことに臨む上でも大事な姿勢であるが、理科教育において、その重要性はNO.1だと言っても過言ではないと思う。子ども達の日常経験と深く関わるのが、理科という学問である。その日常経験から、子どもがどういう解釈をするのか、どういう「学びの道」を経るのか、その理解が無ければ、「骨太な実践」を創ることは出来ない。ただ専門性があればいいというものではないのだ。(向山先生は、理科をほとんど教えたことが無い。)「子どもの事実」から教育を考えよう。「無知の知」、教師のためにあるような言葉だ。2012/01/29
T.E
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向山型理科に関する書籍では初めて読んだ一冊。向山型理科授業のポイントは、①まず嫌というほど物に触れさせる②観察は理科の基本③一緒に実験をすることが大切④経験を簡潔に纏めることが必要⑤仮説を立ててから実験するといった点に集約される。特に⑤の仮説を立てる段階では、実験の意義を深めるために討論が必要になるが、そのためにはまず教師が論点を絞らなければならない。論点が多すぎて煩雑な議論になるのを防ぐため。そしてそれを行う前に、子どもの意見をしっかり聞くシステムを設ける。そうすれば、どの論点に絞るべきかが見えてくる。2011/12/28