内容説明
本書は、若手教員が指導技術を高めていくことができるように編集された。また、掲載されている実践は、「事例」ではなく「具体例」としている。実践したものをそのまま掲載する形はとらずに、経験を積んだ中堅教員が、本書の意図や考え方に沿って、実践したものをベースに修正したり、実践していないものを構想したりして書いたものだからである。そのため、吟味された意図的な具体例が並んでいる。また、社会科授業において見直すべきポイントを整理しているので、若手教員に限らず、社会科の研究実践を積んできた先生方にも自分の授業の見直し、あるいは授業改善のための参考資料ともなるはずである。
目次
1 社会科授業をバージョンアップするポイント(言語活動の充実を通して子供一人一人の考えが深まる授業;話合い・討論的な活動 ほか)
2 話合い・討論トレーニング(話合いを取り入れた授業;討論を取り入れた授業 ほか)
3 学習のまとめトレーニング(本時の学習課題を振り返って、分かったことをまとめる;自分の学習状況を振り返って、考えたこと(感想を含む)をまとめる ほか)
4 評価問題づくりトレーニング(社会的事象への関心・意欲・態度;社会的な思考・判断・表現 ほか)
著者等紹介
澤井陽介[サワイヨウスケ]
国立教育政策研究所教育課程調査官。文部科学省初等中等教育局教科調査官。昭和59年から東京都内の公立小学校で教諭、平成12年から都立多摩教育研究所、八王子市教育委員会で指導主事、町田市教育委員会で統括指導主事、教育政策担当副参事を経て、平成21年4月から現職。平成25年度から『初等教育資料』編集長。平成15~19年度:教育課程実施状況調査委員、中央教育審議会社会専門部会委員、学習指導要領改訂協力者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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