内容説明
本書で提案したいのは、「読み物教材の登場人物の心情理解に偏らずとも道徳科のねらいを達成する方法はいくつもある」ということである。本書は、道徳教育のねらいを達成することを第一義としながら、ユニバーサルデザインの視点から道徳授業の改善を図ることを目的としている。「より多くの子どもが道徳授業で道徳的価値について学んでいくためには、どのように授業を改善したらよいか」という出発点から進んでいく。
目次
1章 「特別の授業道徳」のユニバーサルデザインの考え方とポイント(道徳授業のユニバーサルデザインとは?;今までの道徳授業をチェンジする視点;支援が必要な子どもと道徳授業での困難さ ほか)
2章 ユニバーサルデザインの視点でチェンジする授業づくり15のポイント(教室環境をチェンジする;話し方・聞き方をチェンジする;指示・問い返しをチェンジする ほか)
3章 ユニバーサルデザインの視点でつくる新しい授業プラン(「主として自分自身に関すること」;「主として人との関わりに関すること」;「主として集団や社会との関わりに関すること」 ほか)
著者等紹介
増田謙太郎[マスダケンタロウ]
東京学芸大学教職大学院准教授。東京都町田市出身。東京都内公立小学校教諭(特別支援学級担任)、東京都北区教育委員会指導主事を経て、現職。専門はインクルーシブ教育、特別支援教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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