内容説明
子供が本音を話さない…道徳授業でそう感じたことはありませんか?100を超えるオリジナル道徳授業を考案・実践してきたスペシャリストの授業では、なぜ子供が心を動かし本音を語るのか。教材開発から発問、板書、授業展開まで、その秘密を余すところなく公開。
目次
1章 佐藤幸司流道徳授業10の極意
2章 子供が夢中になる教材開発8の極意
3章 子供の予想を超える授業展開8の極意
4章 子供の思考を深める発問と板書8の極意
5章 知って得する大ワザ・小ワザ10選
6章 道徳授業10の疑問―スペシャリストはこう考える
7章 特別教科道徳5つの質問
著者等紹介
佐藤幸司[サトウコウジ]
1962年、山形市生まれ。1986年より教職。山形県小学校教師。教育研究団体「道徳のチカラ」代表。温かみを感じる素材でつくる「ほのぼの道徳授業」を提唱し、独自の主眼による100を超えるオリジナル道徳授業を生み出している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぴぽ
2
「このことを児童に伝えたい」「こういう児童に育ってほしいから、あのような話を児童にしよう」といった思いは、教師ならば誰しもがもったことがあるのではないだろうか。その点を踏まえると、自作教材の有用性について理解ができた(教材を開発する時間はなかなかとれないが)。紹介されている発問や板書、議論等の道徳の手法については、他の教科においても活用できるように思えた。特に印象に残ったことは、児童に余韻をもたせ、それが次の週の道徳の時間まで続けばよい、という部分である。終末の在り方について考えさせられた。 2016/11/03
mori
2
読みやすかった。筆者の道徳授業で子どもの心を育てたいという思いが伝わる。道徳の基本形、考えさせる道徳授業をどのようにつくるか、授業展開のヒントなど。発言をつなげてつくっていきたいなぁ。2016/02/11
Mr.Y
1
教材開発した道徳授業の公開が迫っているために再読。何度も著者の佐藤先生の講座を受けているために、読み返す度に新たな教材開発の視点に気付くことができる。道徳の授業が子どもにとっても教師にとっても楽しみになる1冊だと思う。2016/11/02
epitaph3
1
2015年50冊目。どうやって子どもが自分事として捉えてくれるかということを考えるために再読。価値観を問うてはいけないこと、安易に気持ちを問わないこと、教師がまとめようとしないことなど。予想外の資料を元に考えさせ、「人間っていいもんだな」と思えるような授業を定期的に行いたいものである。迷うけれど、答えを出すより、考えた余韻を抱えさせたまま、授業を終えたほうがいいのだろうかなあ。道徳について考えるのに、わかりやすく読みやすい本ですよ。2015/01/30
epitaph3
1
子どもに考えさせるところで流れるシラケの空気を変えるには、自分ごとと捉えるにはどうしたらいいか。そのヒント。 2014/09/24