内容説明
X軸(教える)、Y軸(繋げる)、Z軸(育てる)―3要素で授業が変わり、最高の学級が生まれます!
目次
第1章 授業づくりを学級づくりに昇華させるための3要素―学級づくりの「3D理論」(X軸「教える」;Y軸「繋げる」;Z軸「育てる」)
第2章 授業づくりを学級づくりに昇華させるための指導モデル(「発言・傾聴」の指導;「起立・礼・着席」の指導;道具取り ほか)
第3章 授業づくりを学級づくりにかえる実践指導(一斉授業/国語・2~6年・作文の授業;一斉授業/算数・5年;一斉授業/理科・5年 ほか)
著者等紹介
土作彰[ツチサクアキラ]
1965年大阪府八尾市生まれ。1990年より奈良県の小学校教員となる。初任者の時に学級が上手くいかず、打開策を求めて全国のセミナー行脚を始める。10年目までとにかく授業ネタの収集に明け暮れるが、何かが足りないと気づく。2001年に群馬の元小学校教師深澤久氏の学級を参観し衝撃を受ける。以来、教師に必要な「哲学」論を研究。最近は授業を学級づくりに昇華させる方法論として「3D理論」を考案。日々その実証に明け暮れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あべし
3
3D理論について学び直しました。深澤久先生の『鍛え・育てる』を読んだ後だと、また、深みを増して、気づきを得ます。 教育活動の「タテ糸とヨコ糸」をx軸とy軸と表現し、平面(子どもを育てる基盤)を形成します。そこに、z軸という育てる力加えることで、子どもたちは教師の理想以上に成長していくという話。 この「育てる」視点には「哲学」が欠かせません。哲学があるから、ブレないし、教師自身も、心の底から子どもたちに語ることができます。 しかし、教師の哲学を受け入れることができるのは、基礎平面を作ってからです。2022/12/27
mori
1
先月末土作先生の講座を聞く機会に恵まれたので拝読。「教える」「つなげる」でがっちりベースを作ってから、子どもを「育てる」3D理論。タテ糸、ヨコ糸論を発展させ、その先を提案していると感じた。育てるためにきっちり教える、繰り返し指導し、身につけさせる。後半は具体的な実践からどこが3Dなのかが書かれていてイメージがしやすい。2014/04/06