目次
第1章 実録:向山洋一驚愕の赤ペン指導―野沢さんへの赤ペンを分析する
第2章 仲良しごっこを乗り越える―厳しさと優しさのせめぎ合い
第3章 前頭前野を鍛える向山学級の知性
第4章 向山学級の日記指導ステップ
第5章 向山洋一の日記指導へのQ&A
第6章 教え子が振り返る日記指導
第7章 名取さんの日記に見た向山氏の赤ペン指導
著者等紹介
向山洋一[ムコウヤマヨウイチ]
TOSS(教育技術法則化運動)代表。1943年(昭和18年)東京生まれ。1968年東京学芸大卒業。長年、小学校の教員を勤め、2000年3月東京都大田区多摩川小学校を退職。「教育技術法則化運動」(TOSS)の代表を務める。日本教育技術学会会長、上海師範大学客員教授。教育コンテンツサイト「TOSSランド」主宰。『教育トークライン』『ジュニア・ボランティア教育』『教室ツーウェイ』『向山型国語』など8誌の編集長
谷和樹[タニカズキ]
小学校教諭として22年間勤務。現在、玉川大学教職大学院教授。TOSS中央事務局/TOSS授業技量検定担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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y
5
圧巻。子どもに敬意を払っているからこそ、書ける言葉、言える事。対「人」として(生身の人間として)向き合う姿に、一蹴された。媚びや遠慮とは無縁の世界だった。いいよ、いいよの世界は、優しそうでいて冷淡で、生産性のない世界だ。2019/07/01
るい
4
すごい。その一言に尽きる。小学6年生の女子に、なんとストレートで厳しいコメントを書くのか。その根底には、その子を伸ばすという熱意と愛情があるということも、きちんと伝えている。学級での出来事、問題に対しての子どもたちの考えに、ズバズバと切り込み、考えさせ、返事を書かせる。圧倒的力量を目の前にして、自分のしている日記指導がいかに生ぬるいかということを思い知らされた。少し安堵したのは、日記をほとんど出していない子も7人存在すること。どの学級でも定着しづらい子は存在するのだ。私ももう少し真剣に取り組みたい。2015/02/10
トラジロー
2
子供の日記を読むのは、とても楽しい笑2015/02/22
oko
1
作文をきらいにさせる学校、話はできるのに文章は書けない子どもたち…日記指導もここまでくると神の領域。やはり先生次第なんだな… 2015/02/09
椎茸嫌い
0
あの向山洋一が、どのように日記指導に取り組んだのか、興味が湧いたのでてにとって見たけれど、うーーむ。熱い。熱すぎる。一つの形として強烈なインパクトはあるのだろうけれど、自分はこの道を究めたいと思いはしなかったかな。2015/05/17