内容説明
一人の若者が立ち上がり、様々な町おこしの取り組みによって、廃れかけた町がどんどん元気になり、地域の人たちに誇りがよみがえってくるという実話をもとにした物語。この物語を通して、子どもたちの心を育む「地域」「観光」「人間力」の教育とはどんなものなのかを考える。授業での物語の活用例や活動プランも併せて載せている。
目次
授業での活用方法について
物語の活用事例(物語を読む;感想文を書く・感想を語り合う;解説を読む ほか)
第1部 そうじいさまが語る「むらかみ町おこしのお話」(「先祖は君たちを活かそうとしている」の巻;「一人の若者現る」の巻;「町屋を発見する」の巻 ほか)
第2部 そうじいさまが語る「むらかみ町おこしのお話」の解説(物語がめざしているものは理想郷づくり;物語を振り返り「地域」を見直す;物語の中に見る「観光」 ほか)
著者等紹介
吉川美貴[キッカワミキ]
1966年生まれ。大阪教育大学教育学部卒業後、大手企業勤務を経て、結婚により、新潟県村上市へ。本業の会社役員の傍ら、観光カリスマ(国土交通省選定)である夫の吉川真嗣(きっかわしんじ)と共に、町おこし活動を始める。町屋に光を当てた「町屋の人形さま巡り」や「町屋の屏風まつり」等を企画。2003年、BSN開局50周年記念ドキュメント賞正賞受賞。婦人画報第4回「私の茶遊び大賞」グランプリ、村上市褒章受章。県立新潟女子短期大学非常勤講師、筑波大学大学院非常勤講師、新潟県個を伸ばす教育のあり方推進検討会委員、新潟県観光立県条例検討委員会委員等を経て、現在、味匠喜っ川(伝統鮭製品製造加工販売業)取締役。BSN新潟放送番組審議会委員等の傍ら、講演・執筆活動に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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