文春文庫<br> 作家のかくし味

  • ポイントキャンペーン

文春文庫
作家のかくし味

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 229p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784168100109
  • NDC分類 596
  • Cコード C0177

出版社内容情報

林真理子の筍ご飯、村上龍のオムライスなど当代人気作家のこだわりの料理を再現、作品と共に紹介する。文学の香りのするお料理本

内容説明

当代人気作家忘れがたき文学の巨匠総勢36名の文豪がこだわった料理や菓子を作品・レシピつきで再現。

目次

第1章 現代作家のもうひとつの味わい方
第2章 文豪をとろけさせた老舗の菓子
第3章 名作を彩る不朽の美味

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きりぱい

7
作家自身が選んだ、自著に登場させた思い入れのある料理とそれについてのエッセイ。レシピもある。森瑶子の『情事』では、ラムローストに添えるソースがアメリカ風かイギリス風かで何やら風向きが・・。栗本薫はA・クリスティからアフタヌーンティーにつながる話がいい。写真撮影に愛用の器を持ち込んだり、花や食材の指定と作家たちの注文がついたという裏話も面白く、それを知ってまた違う目で写真を眺める。後半は、文豪のお菓子や名作を彩る美味選。舌平目のムニエルを食べながらの場面、吉行淳之介『夕暮まで』の続きが気になる。2012/03/25

tama

4
他市図書館からのお取寄せ 友達が読んでたので ニシン漬、我が家では飯鮓(いずし)と呼んでた。そうかこの作家北海道だったな。写真が多くてどんな食い物かよく判るのと、前半各章を書いてる作家の「作品と食い物の関係」の説明が本当に隠し味を教えてもらってる気分になれて楽しい。悪いけどレシピは全部飛ばし読み。つつましい和食系が書かれているとなぜか嬉しくカタカナ(カレー以外)料理を見るとちょっと引いたり。梅園の汁粉、魅かれるなぁ!2016/04/19

Gen Kato

2
とり上げられた当時きっての作家さん、ずいぶん鬼籍に入られたなあとしんみり。「人は自分のつかんでない人生を時々目の端っこで夢見てしまう」という名言を書かれた連城三紀彦先生も… 嗚呼…2015/04/01

茶坊主

1
読んだ本、というより愛読書。 作家が作品に登場させている料理を取り上げ、その料理が登場する、小説の原文、レシピと料理写真、その料理についての作家のエッセイ、という構成。 小説の雰囲気と作家の本音が同時に味わえる、楽しい本。10年以上前に、古本屋で見つけて以来、定期的に読み返している。 この手の本では、秀逸かと。2015/08/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/642627
  • ご注意事項