内容説明
ついにモンゴール軍を撃退し、ノスフェラスの王となったグイン。彼はパロの遺児リンダとレムスを故郷に送り届け、また自身の出自を探るため、砂漠を旅立つ。一方、中原への支配を強化せんとするゴーラは、パロの王位継承権を持つアルド・ナリスと、自国の公女アムネリスとの婚姻を画策していた。中原の覇権をめぐる策略と陰謀、そして海を舞台に苦難と驚異に満ちた冒険行を描く『望郷の聖双生児』『クリスタルの陰謀』を収録。
著者等紹介
栗本薫[クリモトカオル]
別名に中島梓。東京生まれ。早稲田大学文学部卒。77年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。78年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、2005年に100巻を達成し、早川書房より継続刊行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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へたれのけい
3
あらあら、アムネリス様がフォーリンラブ!どうなさったのでしょう。これがツンデレ? (ネットで覚えたツンデレなんて言葉を使う機会がくるとは考えもしなかったです)。2017/03/15
myaown
2
14歳といえば自我を確立する頃。レムスもリンダも数々の危機を乗り越えながら変貌して行く。レムスの変化は何だか唐突だし、未だ明かされていない何者かに影響されているカンジがする。それにしても少女が恋をすると、かくもか弱く脆くなってしまうのか?というのは、ことグイン・サーガに限らず数多の物語でも感じる所だ。リンダしかりアムネリスしかり。それを通過儀礼として大人の女性へと変化していくのか?辺境編が終わり舞台が中原へと移っていくにつれグインの活躍が減り物足りないカンジ。ナリスの登場で宮廷物語的になっていくのかな?2014/09/02
こんこん
2
ナリスの方が悪党に見えるのは仕様ですか、そうですか。2009/05/05
もだんたいむす
0
2013.10.16 読了2013/10/16
シャッチ
0
マリウスのキャラが違う。(笑)ナリスに****の****を命じられてから、そういえば変わったんだったな。2009/05/20