内容説明
ロバート一世の死後、七王国全土で繰り広げられてきた“五王の戦い”は、新たな局面を迎えていた。破竹の進撃を続けていたスターク家の狼王ロブが、フレイ家の卑劣な裏切りに斃れ、「鉄の玉座」とその後ろ盾のラニスター家が優位に立ったのである。覇権を盤石なものにすべく、ラニスター家が打った次ぎなる手は、婚姻を通じて南部の大家タイレル家を取り込むことだった。だが、少年王ジョフリーは結婚披露宴の席上で毒殺されてしまう。その責めを、みずからの姉、王母サーセイ太后に負わされた「小鬼」ことティリオンは、兄ジェイミーの情けを受け、密かに脱出するが、その際、「王の手」である父タイウィン公を殺害してゆくのだった…。盤石に思えたラニスター家の体制にも翳が差し始めた。その機に乗じて鉄の玉座を狙う各地の諸公が跋扈する。七王国は新たなる戦嵐の時代を迎えつつあった―世界20カ国以上で愛され、ローカス賞を三度受賞した至高の異世界戦史、待望の最新刊。
著者等紹介
マーティン,ジョージ・R.R.[マーティン,ジョージ・R.R.][Martin,George R.R.]
1948年、アメリカ・ニュージャージー州ベイヨーン生まれ。幼少年期からコミックスとSFを愛読し、71年、短篇「ヒーロー」でSF界にデビュー。「ライアへの賛歌」(74年)、「龍と十字架の道」(79年)等の短篇でヒューゴー賞を受賞、さらに「サンドキングズ」(79年)ではヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞し、SF作家としてその名を確立した。大河ファンタジイ「氷と炎の歌」は、これまでに三度ローカス賞ファンタジイ長篇部門を受賞。アメリカをはじめ、世界各国でベストセラーとなり、現代最高のファンタジイ・シリーズとの評価を確固たるものとしている
酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生、1980年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
かっぺ(こと悩める母山羊)
ぽっぽママ
綾乃
てんてん(^^)/