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氷と炎の歌
王狼たちの戦旗〈上〉―氷と炎の歌〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 485p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152085979
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

七王国の空に輝く、血の色の彗星。それは大戦乱時代の到来を高らかに告げていた。前王の暗殺後、王妃の策略どおり、鉄の玉座は少年王ジョフリーが継いだ。しかし、南部の諸公を率いるレンリー王に、異国の黒魔術師の力を借りるスタンニス王―少年王の出自に疑問を抱く叔父たちが、それぞれ諸公をを率いて挙兵したのだ!さらに父を処刑されたスターク家の長男ロブも、“北の王”として蜂起し、北部の諸公とともに軍を南へと進めている。国内に四人の王が入り乱れ、今や七王国全土は混沌に覆いつくされた。そればかりか海の向こうでは、古代王朝ターガリエン家の末裔が、蘇ったドラゴンたちとともに玉座の奪還に向けて力を蓄えつつあった…。ローカス賞を連続受賞、世界19カ国で絶賛された傑作巨篇、待望の第二部。

著者等紹介

マーティン,ジョージ・R.R.[マーティン,ジョージR.R.][Martin,George R.R.]
1948年、アメリカ・ニュージャージー州ベイヨーン生まれ。幼少年期からコミックスとSFを愛読し、71年、短篇「ヒーロー」でSF界にデビュー。「ライアへの賛歌」(74年)、「龍と十字架の道」(79年)等の短篇でヒューゴー賞を受賞、さらに「サンドキングズ」(79年)ではヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞し、SF作家として確固たる地位を築く。シリーズ『氷と炎の歌』でファンタジイに本格的に乗り出し、既刊三作品はいずれもローカス賞ファンタジイ長篇部門を受賞、ベストセラーとなっている

岡部宏之[オカベヒロユキ]
1931年生、1953年静岡大学文理学部卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

59
再読。ドラマを観ているともう、序盤で伏線が張りまくっているのに気づいた時は呻き声しかでない・・・。最初のスタニスのマイスターのシーリーン姫やスタニス、道化に対しての考え方が傲慢過ぎて嫌気が立ったので、排除された時は冷たい感情しか沸き上がらなかったです。そして必死にラニスター勢に媚びを売っていたロミが殺される場面はいつ、読んでも苦い。また、シオンが語り手になる章は問題の責任を人のせいにし、自分が当然、領主になると思いあがっている駄目男ぶりが分かるが、それによってアシャ様の男前度が際立っているので良し。2016/07/26

bianca

49
一応ジョフリーが玉座に就いているものの、各地で戦乱が起こり、王の乱立状態。スターク家の子供たちも散り散りとなり苦難の連続。この辺りでは、どれ程の兵力を集められるか、家同士の繋がりを強固に出来るかの策略が渦巻くので、ドラマを観てて良かったわ…と思うこと多し。言葉の綾を巧みに使いこなすティリオン、ベイリッシュ、ヴァリスの場面と、サバイバル能力が開花するアリアの場面が特に好き。ティリオンは頭が良い反面、醜く発育不良であるが故に他の人々に思慮深く情け深い。この世界では異質な彼に今後も期待せずにはいられない。2016/06/28

ちゃちゃ

17
あちこちで戦争が勃発,勝手に王様は増えてくし,みんなどんどん不幸に・・・。作者の意地悪かと思うような速度で打ちのめされていくスターク家の皆さん。彼らの真っ直ぐさを一生懸命応援しているのだけれど,応援の声が全然届かない感じ。どうなってしまうのだろうこれから・・・?明るい未来を祈らずにはいられない。2010/11/19

かっぺ(こと悩める母山羊)

10
夜空に尾を引く赤い彗星に、人々は様々な予兆を見出す。王の手となったティリオン。ジョフリーとサーセイの横暴な治世によるらにスター家の民衆の不満を解消しようと必死。「蛇の道は蛇」自らもラニスター家であるからこその奸智に長けたティリオン、しかしそんなにシェイに感情移入して大丈夫か? 一方、スターク家を出しぬき、野心を抱え洋々と祖国に帰り着いたシオン・グレイジョイは人質として囚われた10年で自らの座席がないことを思い知るのだった。 やっと読めた。シオン・グレイジョイの帰郷は黒歴史レベルだな。下巻につづく。2013/12/08

p.p.

8
物語がだんだん加速してきました。前部が起承転結の起に、今巻はまさに承に当たり、それぞれの場所で、それぞれの人物が、それぞれの戦いを行う。ラニスター家擁するジョフリーに加え、「北の王」ロブ・スターク、そして先王の弟スタンニスとレンリーもそれぞれに王を名乗り、さらに西の鉄諸島からもグレイジョイ家が侵攻の準備。ターガリエンの末裔デーナリスも徐々に力を蓄え、鉄の玉座への野望を燃やし、七王国はまさに群雄割拠を迎えようとしている。さらに北からは野生人の影。異形人や怪物は現れるだろうか?2012/09/11

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