• ポイントキャンペーン

ハヤカワSFシリーズ
ウロボロスの波動

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152084309
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

西暦2100年、1機のX線観測衛星が発見したブラックホール・カーリー―それがすべての始まりだった。カーリーの軌道を改変、その周囲に巨大な人工降着円盤を建設することで、太陽系全域を網羅するエネルギー転送システムを確立する―この1世紀におよぶ巨大プロジェクトのためAADDが創設されたが、その社会構造と価値観の相違は地球との間に深刻な対立を生み、人類は激動の時代を迎えようとしていた…。火星、エウロパ、チタニア―変貌する太陽系社会を背景に、星ぼしと人間たちのドラマを活写する連作短篇集。

著者等紹介

林譲治[ハヤシジョウジ]
1962年北海道生まれ。臨床検査技師を経て、1995年、『大日本帝国欧州電撃作戦』(共著)で作家デビュー。『焦熱の波涛』シリーズ、『兵隊元帥欧州戦記』シリーズなど、確かな歴史観に裏打ちされた架空戦記小説で人気を集める。2000年以降は、科学的アイデアと社会学的文明シミュレーションが融合した作品を次々に発表し、新時代ハードSFの旗手として期待を集めている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k16

8
小さなブラックホール・カーリーの発見から降着円盤作っての太陽系開発史連作短編。面白かった。 「ウロボロスの波動」、「エウロパの龍」なんか好み。 AADDシリーズとして続編もあるようなので読んでみたい。2021/03/13

ママっけろ

2
かなりハードなsfだが、慣れれば楽しく読める。2021/04/21

ア・トイロッテ(マリポーサとも言う)(各短編の評価はコメントで)

2
★★★☆ 7 ハードなSFを読んだのは久しぶりだった。SFをベースにミステリな出来事が起こる話が好きで、特に表題作は中々好みなシチュエーションであった。終盤で明かされるホワイがSFの舞台を最大限活かしている点が素晴らしかった。2016/02/07

sataz

2
題で選んだ(龍のような物も出る)。久々のきっちりしたSF、ちと読みづらくもあるが、カナダの名手ソウヤーばりの所もある。22世紀、ミニブラックホールカーリーを捕獲、エネルギ等に利用想定中での種々事件への対応。カーリー周囲に作成中のリング構造物ウロボロス稼働前に起きた死亡事故?や、エウロパの海中に龍?ばりの生命体が存在するのか?火星でのテロ実施計画とその追跡等々。それぞれにミステリ要素も多く、また解決に科学的視点がしっかりあり、設定はすごく良い。惜しむらくは展開か文章かわからないが、引き込み力が弱い。2015/02/21

Tatsuo Eguchi

1
かなり本格的なハードSF。どうしても、この手の本は一気読みしてしまう。。。2017/05/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/543119
  • ご注意事項