内容説明
覚醒剤と催淫剤の効果を持ち、深刻な副作用をもたらす新型麻薬。その流通ルートを追って、麻薬取締課の女刑事レノアは捜査を開始した。そんな折、郵便局に勤めるレノアの双子の弟は、現在使われていない私書箱9号宛に不気味な小包が届けられているのを発見するが…独創性と刺激に満ちた衝撃の話題作。第1回ミステリアス・プレス・コンテスト最優秀作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいちゃっぷ
4
なにはともあれ、主人公の女性刑事レノアのキャラクターが強烈で他が霞んでしまう。いや、悪い方へはぶっ飛んでないんだけど。麻薬もののミステリはどうしてもパターンが似てしまう気がして食傷気味なんだけど、キャラクターやパターン外しを工夫すればまだまだ読めるかな。479ページ 2011/05/15
Kenichi Sakamoto
2
帯の売り文句に引かれて買ってみたものの、正直期待外れだった。 外国本の翻訳したものをそれほど多く読んだことはないが、修飾語が多く、回りくどい言い方が読んでいて疲れる。映画であれば、まだそういった海外特有の言いまわしでもたえられるけど、本はちょっときつい。 シンプルに表現すれば、半分くらいのページで終わる話。 やっぱり文化の違いが大きいな。 薬物の密売とか、マフィア的な話はありがちな展開で帯にあった”独創的”とは程遠かった。2016/01/24