ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 眠れるスフィンクス

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ハヤカワ・ミステリ文庫
眠れるスフィンクス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150703660
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホームズ

14
H・Mのシリーズを読んできたのでフェル博士のキャラクターは少し薄めに感じてしまった(笑)事件の方も少し小粒な感じがしてしまった。後半に着て盛り返した感じはあったけど(笑)途中の石の柩の謎が気になってしまったけど真相は少し残念。2012/08/17

Ribes triste

11
フェル博士シリーズ。極秘任務の為に、戦死したことになっていたホールデン。7年ぶりに愛するシーリアの元へ帰還した彼に待ち受けていた事実。姉マーゴットの不審死を疑うシーリアは精神疾患になり、そして姉の夫のマーシュは年若いドリスと恋仲になっていた。ホールデンはシーリアの愛を取り戻すことができるのか。大事なことを言ったり言わなかったりと、いつもながらに関係者の証言に翻弄されました。愛すべきフェル博士に再敬礼なのです。2018/11/20

**くま**

10
フェル博士もの。カー作品の中で特にオススメとか傑作というほどの作品ではないと思うけど・・・読みやすくてサラッとすぐ読めるし、読者を飽きさせない工夫もされてて、恋愛やミステリに関しても満足できました。読んでる途中は犯人すぐわかりそうな気がしたしミステリ的にも大したことないように思えたのだけど、最後は犯人も真相も伏線もバッチリまとめてきて、さすがカーだなぁと。これは恋愛のラストがいつもとひと味違っててひねってあるのが面白くて気に入りました。実はこれでカーをついにコンプリートしました。いつか原作も読んでみたい。2014/11/22

Tetchy

9
読後の今になってこの題名の示唆する意味が仄かに立ち上って来て、カーもなかなかやるな、とちょっと心地良い余韻に浸っている。密室の中で重い石の棺が独りでに開くというクイズみたいな謎があるのも面白い。事件は小粒だが、今回はある病例を上手くトリックに盛り込み、物語に二面性を持たせているところを高く買う。こういう一見、何の変哲もなさそうな事件なのに何かがおかしいというテイストがセイヤーズを髣髴とさせており、カーの中でもちょっと珍しい部類に入る。しかもこれが冒頭述べたようにこの謎めいた題名の意味を徐々に腑に落ちさせる2009/08/17

elf51@禅-NEKOMETAL

8
入手かなり困難本。戦死していたと思われていた陸軍の諜報員が,帰ってきて親しい女性の姉が自殺し,彼女も精神異常と知る。自殺ではなく他殺なのか?に恋愛事情が交錯する。一方,密室の中での石の柩の移動という謎も加わる。昔の推理小説によく出てくるパーティーでの仮面劇がどうもしっくりこない。当時の風習だったのだろうか。ディクスン・カーが恋愛要素を入れだした頃だが,真相はまぁ,あるだろうけど,どうもなぁという感じ。ただ,ラストのひねりはいいかもしれない。2020/08/16

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