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ハヤカワ文庫
アシモフの科学エッセイ〈14〉人間への長い道のり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 324p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150501655
  • NDC分類 404
  • Cコード C0140

出版社内容情報

「月はどうやって生まれた?」といった素朴な疑問から、宇宙線の正体、ナイルの源流探し、存在しない放射線を「発見」してしまった科学者の話などなど、該博な知識と旺盛な好奇心をもって語るアシモフ。衰えを知らぬ科学エッセイの第一人者が、天に地に時の流れに、読者を科学の旅へと誘う好評シリーズ第14弾!

内容説明

SFにミステリ、分厚い自伝に科学エッセイと、ジャンルの壁を跳び越えてアシモフの筆は衰えを知らない。「月はどうやって生まれた?」といった素朴な疑問から宇宙線の正体、ナイルの源流探し、存在しない放射線を「発見」してしまった科学者の話などを該博な知識と旺盛な好奇心で語り、時の世界の人口問題をテーブルを叩いて警告する。天に地に時の流れに、想像力の翼をひろげて科学の旅へ読者を誘う好評シリーズ第14弾。

目次

はじめに―社会批評と私
第1部 天文学
第2部 人間
第3部 放射線
第4部 磁気
第5章 燃料
第6章 時間
第7部 番外

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よしひろ

10
かくもサクサク読めるのがアシモフの不思議なところ。科学の話は専門外の人にとっては難しいものとなるはず。しかし、ユーモアに富んだ話や独自の視点が興味を引き立てる。歴史の話も出てくる。人口が今のペースで増加していくと、どんな問題が起こるか誰か心配しているかい?と尋ねている。2015/09/02

roughfractus02

9
天文学、人間、放射線、磁気、燃料、時間、番外のテーマで11篇のエッセイを収録した本書は、歴史を全面に出して、ナイル川の地勢、放射性物質と放射線、石油とアスファルトの古代史など技術を介した人間と自然の歴史が語られる。その中で歴史における詩人の役割を語る「聖なる詩人」(「番外」所収)は、技術が人間を離れ、自立する可能的未来を描くSF作家の想像力によって、人間自身の身体の存在や生命的直感を湧き立たせる役割とする点が興味深い。「ロボット三原則」に機械への脅威と人間の制御の問題を組み入れた著者のモチーフが窺える。2023/08/31

カザリ

4
基礎的なことが書いてあるにもかかわらず、化学がからむ天文学がいまいち理解できない。まずいんじゃないか(笑)歴史かかわる、2章は、俄然興味津津すぎて、悲しい。しかし、人類が今後100年間も存続する可能性を考えてしまうくらい、まだ歴史が浅いことにはたとする。つうか1万年もつのか。というか、気になったのは量子の話。とりあえず、このシリーズは速読でさらっと全巻踏破予定。2013/01/14

ニョンブーチョッパー

3
★★★★☆ 天文学や人類学など興味深い内容多し。人類学の部分に関して以前から読んでみたいと思っている『サピエンス全史』も似た内容だろうかと思いながら読んだ。この内容が30年近くも前に書かれていることに驚き。2019/07/09

nata

2
物の性質を解説するのに原子番号を多用するのは、もともと化学者を志していたためだろうか。納得する話も多い半面、化学がニガテな人間としてはちょっとついていくのが辛い部分もチラホラ。2015/10/28

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