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ハヤカワ文庫
見果てぬ時空

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150501525
  • NDC分類 404
  • Cコード C0140

出版社内容情報

この宇宙はどんな終末を迎えるのだろう? 銀河のあらゆる星々が燃えつき、ブラックホールさえ消滅したあとには、いったい何が待ち受けているのだろうか……少年のような好奇心と比類ない博識に支えられ、明快な語りくちと絶妙のユーモアを駆使して科学の最新理論をわかりやすく解き明かす科学エッセイ第13集。

内容説明

この宇宙は、いったいどんな終末を迎えるのだろう?―1958年以来書きつがれてきた、300篇以上にも及ぶアシモフの科学エッセイは、いつもこんな素朴な疑問からはじまる。銀河のあらゆる星々が燃えつき、ブラックホールする滅び去ったあと、すべての空間は希薄な素粒子の海と化す。だが、それで本当に終わりだろうか?永劫の時間の果てには、何か思いもよらないことが待ち受けているのではないか…少年のような好奇心と比類ない博識に支えられ、明快な語りくちと絶妙のユーモアを駆使して未知なるものに挑みつづける好評シリーズ第13弾!

目次

第1部 物理化学
第2部 生化学
第3部 地球化学
第4部 天文学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

11
17編のエッセイを収録する本書は、物理化学、生化学、地球化学、天文学の4部からなり、化学をめぐる話題が11編ある。変化をテーマとする化学から見て、宇宙の終末の後はどう変化するのか?という問いや人間の体に起こる生化学的変化としての病が人間の知によってどう変化するかが並置される。興味深いのは、戦争時の栄養補給状況と脚気を歴史的に辿る記述だ(日清日露戦時の日本軍の記録も含む)。著者は、ビタミンB1不足が科学的に証明されてもその知識が組織全体に行き渡るには長い時間の変化を要するという緩慢さから人間社会を捉える。2023/08/30

ちゆきち

7
アシモフが月刊誌に連載していたエッセイが17編。どれも、オープニング小噺(?)が面白く、アシモフの人柄が感じられる。いつの間にか専門的な話しになっていて、ついて行けなくなるが、また次の章のオープニングが面白い。こんな、物知りで、頭がよく、話の上手いおじさんは、なかなかいないなぁ。2019/10/02

よしひろ

7
アシモフの本を初読。科学エッセイも慣れていないが、意外なほどにサクサクと読めた。科学が面白く感じた。ユーモアのセンスが光る。専門的な内容がシンプルに語られている。しかも、宇宙物理学、天文学、医学生理学と扱うテーマは幅広い。なぜ、これだけの広大な分野を知的こうをくすぐるような文章で扱えるのか。それは、単なる博学という言葉では片付けられない。アシモフにはしばらくはまりそうだ。2015/08/12

mak2014

0
アシモフの科学エッセイを読む楽しみの一部というかメインはアシモフのおしゃべりにあり、本書も同様。昔の科学者が新たな発見をするのを読むのはいつもながら驚きと感動を与えてくれる。2012/02/24

広中錫

0
+11 FAR AS HUMAN EYE COULD SEE by Isaac Asimov 19872016/01/28

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