出版社内容情報
19世紀、七つの海を駆けめぐったのは、風を受けて進む快速帆船だった。そうした燃料のいらない船を、宇宙の海に走らせることはできないだろうか。太陽の光を帆にはらんで航行する船を……ある時は想像力の翼をひろげ、またある時は現代文明の矛盾を鋭くえぐりながら、軽やかな筆致でアシモフが綴る72篇の未来論
内容説明
はるかな未来、科学の進歩は人類に何をもたらすのだろうか?無限にエネルギーを産み出し続けるパルサー発電所、太陽の光を帆にはらんで宇宙をゆく帆船、パソコンよりもはるかに小さく高性能な蛋白質コンピューター、いくら食べても太らない鏡の国のダイエット食品…。だが、そうしたすばらしい可能性の背後には、思わぬ危険がひそんでいるかもれしない。―ある時は想像力の翼を大きくひろげ、またある時は現代文明の矛盾を鋭くえぐりながら、ご存じアシモフがかろやかな筆致で綴る72篇の小さな未来論。好評シリーズ、ちょっと異色の第12弾。
目次
26個の文字
知能の危険
滅びゆく森林
DNAの“指数”
熱をあるべき場所に
二度と行方不明にならない
縮んでいくマイクロチップ
電子郵便
確率を大きくする
組み立てラインを解体する
機械と話す
ロボットが敵になる?〔ほか〕