内容説明
乗艦がアルジェの戦闘で多大な損傷を受け長期修理が必要となったため、アダムは艦長職を解かれた。二度と艦を指揮することはないかもしれない。アダムは覚悟するが、地中海での活躍が認められ、提督ビートンの要請で彼の旗艦艦長として二層甲板艦をまかされた。行き先は西インド諸島。奴隷貿易船の拿捕という任務を帯び、カリブ海へと赴いたアダムだが、その行く手に、スペインと結託するしたたかな奴隷商人が立ちはだかる。
著者等紹介
高橋泰邦［タカハシヤスクニ］
１９２５年生。１９４７年早稲田大学理工学部中退。作家、翻訳家
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感想・レビュー
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鐵太郎
3
1817年、アダム・ボライソー 勅任艦長、38歳。戦列艦アテナ号（74）艦長。アダムものの三作目。ストーリー的には焼き直しが多いなぁ。ビートン提督の中年の愚行とか、想像通り生き残る例の少年とか、ローウェンナの不安とか、ある意味予定調和なお話ばかり。しかも敵が海賊相手となって小粒になり、新鮮味にも欠けるのは残念としかいいようなし。とはいえ、海洋シーン、戦闘シーンでは、老いたりといえどケント節は健在でした。2013/04/25
tai65
0
星３つ2011/12/09
