内容説明
古い手帳のページに挾んだ一枚の小鳥の羽。それは、幼い頃の、緑の中の青い水の思い出と深く結びついていて…柾悟郎「緑の中の青い水」。地中から生えてくる白い半透明の犬や猫、そして人間。やがて、それらは色づき、より確かな実体となってくる。奇妙な味の短篇、岬兄悟「筍族」。巨大な世代宇宙船の中で飼われているウサギが市長に殺される！友だちであるウサギを救うために子供たちが考え出した方法とは…。草上仁「市長、お電話です」他、神林長平、森下一仁、中井紀夫、内藤淳一郎、大場惑、東野司らの作品を収めた年刊アンソロジイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タケミチ
2
中井紀夫「死んだ恋人からの手紙」が他が霞んでしまうくらいに良い。手紙が順序バラバラに届く理由がスマートに説明され、ただのお涙頂戴で終わらない、SFでしか味わえない感動がある。もっと広く知られていても良い作品だと思う。2013/04/04
記憶喪失した男
0
あまり面白いのはなかった。
1977年から
0
1990年
