感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
17
星さんの数少ない長編のSFです。ハヤカワ文庫版での何十年かぶりの再読です。やはり内容についてはほかのショートショートと一緒になって正確には覚えていませんでした。が、結構ハードSF的な内容をこうもうまく怖いおとぎ話的な話にしてくれるのは、私の好きな海外のSF作家のフィリップ・K・ディックに似ている感じがしました。2014/09/05
新地学@児童書病発動中
7
ショートショートの神様星新一の長編。腹話術師の人形が勝手にしゃべりだすという趣向は面白い。そこから主人公のまわりで不思議なことが起こり始め、意外な陰謀が分かって来る。後半主人公が行動を起こそうとすると、何気ない形での妨害が起きて、彼が追い詰められていくところはかなりサスペンスフル。結末はやや腰砕け。それでも文章の読みやすさとマザーグースのような不気味さが面白くて、満足のできる本だった。やはり星新一は日本のSFを代表する作家だと思う。2011/09/20
ひらり庵
2
登場人物が全員丁寧な敬語を喋る。主人公が暮らすのは、この世界の延長線上ではない、どこにもない世界である。そこに異世界からの侵略と言われても、いささか困惑してしまう。タイトルにもひねりがないように思う。2014/12/12
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
2
星 新一 昭和48年 3月31日 発行 初版 JA 2
けいちゃっぷ
2
嗚呼、全てが懐かしい・・・(こればっかw)。