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ハヤカワ文庫
ボーンシェイカー―ぜんまい仕掛けの都市

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  • サイズ 文庫判/ページ数 607p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150118525
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ブライアはライフルとガスマスクを手に、閉ざされた街へ降り立った―息子を救えるのはあたししかいない。掘削用ドリルマシン“ボーンシェイカー”が暴走し地下の毒ガスが噴出、シアトルの街は見境なく人間を襲う“腐れ人”が跋扈する地獄と化し、高い壁で閉鎖された。ブライアは、消えた父を追って街へ入った息子ジークを救うため、自らも壁の内側にむかう…。ネオ・スチームパンクの旗手によるローカス賞受賞作。

著者等紹介

プリースト,シェリー[プリースト,シェリー][Priest,Cherie]
1975年、フロリダ州タンパ生まれ。2001年、テネシー大学にて修辞学の修士号を取得。2003年にファンタジィ長篇Four and Twenty Blackbirdsでデビュー。2006年に結婚、シアトルに移住したのち当地で一大ムーブメントとなっていたスチームパンク志向を強め、2009年に発表した『ボーンシェイカー ぜんまい仕掛けの都市』で一躍人気作家となった。同書はヒューゴー、ネビュラ両賞にノミネートされ、2010年のローカス賞SF長篇部門を受賞した

市田泉[イチダイズミ]
1966年生、お茶の水女子大学文教育学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Xiebet

16
馬鹿丸出し。スチームパンクの必然性無し。ゾンビの必然性無し。話はそこそこ楽しめたが。最後のオチも弱いね。ていうか、だったら、途中のお母ちゃんの発言が微妙。読まなくて良いレベル。2014/12/04

ヴィオラ

12
スチームパンクうんぬんの前に、小説として面白く無い気がするんだが…(^_^;)伏線とか引っ張りとかがあまり無くて、ただ順々に出来事を追いかけてる印象。ミンネリヒトの正体とか、聞いても「ふーん」な感じだったり、も少し盛り上げる持っていき方もあったんじゃなかろうか?個人的には、原因となるガスに対する考証とか無いまま、ただ単に障害物扱いのゾンビも、別に必要無かったんじゃないかとか思う。2012/06/19

桜子

11
舞台設定/小道具/アクションは面白い。とてもいいと思う。ただ噛ませた物語の具合がよろしくない。挿入されたホラー/YA/恋愛(過去)の各要素が消化不良のままバラバラに投げ出されている。とくに骨子である母子の葛藤についてはイメージ先行で書かれた感じが拭えない。こうなるとスチームパンク云々以前の問題。多くのページを費やしておいて結論はそれ?みたいな。冗漫で、読み切ったあとの爽快感にも欠ける。中途半端な繊細さは排除して人外並に破天荒に暴れて欲しかった。魅力的な脇役が主役の補強材に使われっぱなしでは歯がゆいばかり。2012/05/27

ハルト

10
ゾンビと闘うお母さんがワイルドで素敵でした。他の登場人物も個性的でよく。彼らのその後が気になる。十九世紀アメリカ。掘削用ドリルマシーンの暴走により致死の病である《死病》が蔓延する地下世界。その病にかかった者は〈腐れ人〉となり甦り人間に害をなす。あまり機械類は出てこず、スチームパンクというには物足りなさがありましたが、世界観が好きでした。SFとしてよりも親子愛や少年の成長のあるゾンビアクションとしておもしろく読めました。2012/06/16

unknown

9
腐れ人が跋扈する閉鎖区域に行っちゃった息子を連れ戻すためにかーちゃんが頑張るバイオハザード系SF。面白くなくはないが、中途半端な面白さなのがもどかしい。閉鎖された街の探索に多くのページが費やされているので、スチームパンクな設定や印象を感じ取ることは殆どできないし、ドリルマシンも全然フィーチャーされていないのにこんな邦題なので、なんか釈然としないものがあって仕方がない。でもページはやたら多い。表紙とあらすじで高まったワクワク感は読んでいくうちに徐々に目減りしていき、読み手の方が(ふて)腐れ人と化しかねない。2012/07/12

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