内容説明
サイナック・ハンターのトリトレーアはローダンの帰郷を援助すると約束し、ある惑星の座標データを伝えた。その惑星ホルントルにはユーロクとならぶ旧種族ペルトゥスのシュプールがのこされているという。ペルトゥスは宇宙航行技術に長じた種族で、そこに行けば故郷銀河に関するデータが見つかるかもしれない。テラナーはさっそくガイト・コールやゼノとともに、ヘルタモシュの旗艦“プリント”でホルントルに向かうが。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アーチャー
5
感想を書こうと思い、本書を探したが、なぜか行方不明。なのに、その間にもシリーズ新刊は発売され続けられる。この事実と葛藤しながら(かなり大袈裟ですがね)も、私は319巻目を読むのであった・・・。2016/05/14
黒猫トム
0
前半は石の脳のお話。おなじみの退化した者たちが一行の足を引っ張る話だ。 後半はスピーディーなスパイアクションの醍醐味があった。やるなフランシス氏。 脳が異世界に拐かされて異生物の身体に移植されるという無茶苦茶な設定なのに、その異生物たちの文化や倫理に関わる政争やドタバタを面白いと感じさせてくれるのは細部に宿った「リアリティ」のおかげだろう。 予想外に面白い銀河のチェスサイクルであった。2019/05/29