内容説明
“マルコ・ポーロ”に潜入した集合ミュータントの前にあらわれたのは、大提督アトランとイホ・トロトだった。だが、クリニックに連れもどすためではない。ローダンの命令を無視して惑星アスポルクに飛ぼうというのだ。ふたりはミュータントが乗っ取った民間船“アントラク・パイト”に移乗してラトレイ星系に向かう。一方、アルコン人の裏切りを知ったローダンは激怒し、艦隊旗艦で急遽アスポルクをめざして出撃したが。
著者等紹介
赤坂桃子[アカサカモモコ]
1955年生、上智大学文学部、慶応義塾大学文学部卒、フリューゲル勤務
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感想・レビュー
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アーチャー
10
ローダンとアトラン。宇宙の平和維持という目的は同じなれど、良く意見が衝突する二人でもあるわけで、本作ではそんな関係をメインに展開される。いっそのこと、どちらかが独立して、それぞれの分担で平和維持すれば効率的なのにと思いながらも、私は294巻目を読むのであった・・・・。2014/08/21
黒猫トム
0
アトランは、ティーパばぁさんとツルんでローダンをはめた過去があるだけに、タイトルで「アトランの裏切り」と書かれても(それはローダン目線での話でショ)としか思えない。 それにしても、アトランの歯を見せた笑顔を見たクルーの反応が「ろくなことになる予感がしない」的なのには笑ったわ。まったくろくな水晶王子じゃないよなぁ、アトラン。2018/08/17